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12月04日-一般質問-02号

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  1. 筑西市議会 2015-12-04
    12月04日-一般質問-02号


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    最終取得日: 2023-05-30
    平成27年 12月 定例会(第4回)                 平成27年第4回              筑西市議会定例会会議録 第2号平成27年12月4日(金) 午前10時開議                                        平成27年第4回筑西市議会定例会議事日程 第2号                         平成27年12月4日(金)午前10時開議第1 一般質問                      本日の会議に付した案件 日程第1   一般質問                                  出席議員   1番 小倉ひと美君     2番 三澤 隆一君     3番 藤澤 和成君   4番 森  正雄君     5番 保坂 直樹君     6番 田中 隆徳君   7番 稲川 新二君     8番 小島 信一君     9番 大嶋  茂君   10番 石島 勝男君     11番 増渕 慎治君     12番 仁平 正巳君   13番 真次 洋行君     14番 尾木 恵子君     15番 外山 壽彦君   16番 金澤 良司君     17番 箱守 茂樹君     18番 藤川 寧子君   19番 堀江 健一君     20番 秋山 恵一君     21番 赤城 正德君   22番 榎戸甲子夫君     23番 三浦  譲君     24番 鈴木  聡君                                 欠席議員   な し                                 説明のため出席した者   市長        須藤  茂君      副市長       木内 良夫君   教育長       赤荻 利夫君      市長公室長     稲見  猛君   総務部長      宮窪 英治君      企画部長      坂入 龍一君   税務部長      中川 隆雄君      市民環境部長    尾岸 雅仁君   保健福祉部長    神原 光司君      経済部長      菊池 雅裕君   土木部長      渡邉  孝君      上下水道部長    持田 保夫君   会計管理者     梅山 宏次君      市民病院事務部長  市村 雅信君   教育部長      滝田  誠君      農業委員会事務局長 水越 司雄君   秘書課長      稲見 浩之君                                       議会事務局職員出席者   事務局長      酒寄 祐吾君      書記        國府田 弘君   書記        鈴木  徹君                                                 〔議長 箱守茂樹君議長席に着く〕 ○議長(箱守茂樹君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員は24名であります。よって、会議は成立いたしております。 会議録署名議員は、前回のとおりであります。 地方自治法第121条第1項の規定に基づく出席要求による出席者及び事務局職員出席者は、お手元に配付した文書のとおりであります。 また、本日の日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより議事日程に入ります。 日程第1 「一般質問」であります。 この際申し上げます。議事の都合により、本日の一般質問についての各議員の発言は、それぞれ1時間、質問回数は一問一答方式を選択した場合は無制限、総括方式を選択した場合は3回以内といたします。 それでは、通告順に従い発言を許します。 9番 大嶋茂君。          〔9番 大嶋 茂君登壇〕 ◆9番(大嶋茂君) おはようございます。本日は自治会連合会の研修会ということで、自治会の皆さん、本当に早朝よりご苦労さまでございます。トップバッターですので、精いっぱいやりたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 議席番号9番 大嶋茂です。第4回定例会一般質問を通告順に沿って進めてまいりたいと思います。市長を初め担当部長さん、誠意を持って簡潔明瞭なご答弁、よろしくお願い申し上げます。また、今回この第4回定例会におきまして、11月24日が通告日だったのですが、9名の方が始業時間前までに来庁し、抽せんをいたしました。これまで二、三人の議員でありましたが、9名もの方が通告前に通告に参っております。議会がいかに最近活性化しているか、そういったことを私は感じ取ったわけでございます。非常によろしいことであると思います。 さて、最近の大きな出来事と言えば、花の都パリにおきまして、ISによる130名もの犠牲者を出した同時テロ、トルコのロシア軍機撃墜事件であります。また、ヨーロッパ各国では、これまで労働力として低賃金で移民、難民を受け入れてきました。しかし、時代が変わってくると、当然異民族間、宗教の違い、または経済格差等による不満が生じてまいります。結果、危険な思想に出会い、テロに走ったのではないかと私は感じております。今テロは世界中で起こっております。さらに、ISからは日本は有志連合とみなされております。これからテロの標的になるかわかりません。安全対策が大きな課題となってきております。また、日本は数年後サミット、ラグビーワールドカップオリンピック等、開催が予定されております。また、今後の労働力不足対策として、1次、2次産業、医療、介護分野等で外国人の受け入れが検討されております。我が国において難民受け入れについては、これまで同様慎重に運ばなければなりません。 また、現在そのパリでは、COP21が開催され、地球温暖化対策に向けたCO2削減が、非排出後進国の間で話し合われています。近年の地球温暖化による自然災害の発生は、人類にとり大きな問題であり、脅威となってきております。広範囲での干ばつや洪水、あるいは海面上昇による太平洋上の島々の水没等の危機、多くの環境難民が発生しております。また、二、三日前にも、中国ではPM2.5が基準値の20倍にもなって、大気汚染も大きな問題となってきております。会議が何とか成功裏に運ぶことを願うものであります。 また、このところフォルクスワーゲン社の排気ガス規制問題、東芝の不正会計、旭化成建材、ジャパンパイル三谷セキサン等のくい打ちデータの改ざん、太平物産の肥料原料偽装等、一流企業の倫理感の低下が問題視されております。また、地域経済では、常陽銀行と足利ホールディングスの合併等が発表され、私たちの生活においても何かと変化が生じてくるものと思われます。 それでは、質問に入ります。まず初めに、市長の政治姿勢についてであります。最初に、TPP対策についてであります。10月5日、米アトランタにおいて参加国12カ国のTPP閣僚会議が開催され、大筋合意がなされました。概要が発表されました。さらに、20日に、関税分野の全容が公表されております。農業分野においては、重要5項目586品目の3割に当たる174品目の関税が撤廃され、牛肉が72.5%、豚肉が67.3%、品目で米や麦については2割台であったが、加工品の多くが関税の撤廃がされます。さらに、5項目を守ることで国会決議が採択されておりました。関税を守ることが優先して、7割の関税が守られたということであります。 しかし、特に当市にとって最も関係の深い米については、米国と対立、1キログラム341円の関税が守られましたが、米国、豪州との間に7万8,000トンの無関税枠を設けることになりました。ウルグアイラウンド時の枠7万7,000トンと合わせると15万トンにもなり、セーフティネットを設定しても、今後価格の下落は避けられそうにありません。また、牛肉、豚肉においては、段階的に関税が引き下げられ、15年、10年後には低関税率、関税撤廃がされます。野菜についても、スイカ、メロン、イチゴ、トマト、ニンジンは、即時撤廃となります。 そこでお尋ねいたします。農業が基幹産業であり、農業市である当市にとりまして、将来に由々しきことであると思いますTPPに対し、どういった対策、考えをお持ちなのか、市長のお考えをお聞かせ願えればと思います。 あとは、質問席でさせていただきます。 ○議長(箱守茂樹君) 大嶋茂君の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 大嶋議員さんの質問に答弁をいたしたいと思います。 今議員さんおっしゃったように、我が筑西市は、水田はご存じのように8,580ヘクタールありまして、全体的な水田の割合は74.7%というように、大きな割合を占めているわけでございます。よって、我が筑西市の米の輸入となりますと、大きな影響があるかと思っているところでございます。しかしながら、これは国がまだ具体的な数字を示しているわけでもありませんので、国の推移を見ていかないとならないと思っているところでございます。ご存じのように、これは完全に決まったわけではなくて、今後2年間にわたって、12カ国がそれぞれの議会において、決定的な調印の後に、2年間にわたって議会に相談して各国が決定するということからの話でございまして、まだ国のほうもプロジェクトを、来年の秋につくるということでございますので、その推移というものを見ないと軽々に言えませんので、しかしながら、大切なことでございますので、しっかりとその推移を見て対応していきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 国のほうでもまだはっきりした方針が見えないということでありますが、ともかくそういう方向でいくということは確実でございます。そういったことで注意しながら、いろいろな事業を計画しながら、米をつくっている生産者に対しましてやっていっていただきたいと思います。 その関係なのですが、やはり情報、このTPPに対する国、そういった情報は、ひとり個人個人ではなかなか生産者は知りがたいと思います。そこで、今後継続的に検討していく組織の立ち上げ、有識者会議であるとか検討委員会とか、そういったものを立ち上げるという考えはございますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) これは先ほど言いましたように、我が筑西市の基幹産業でございますので、議員さんおっしゃったように、攻めの農業、先々まだわかりませんが、このまま指をくわえて見ているわけにはいきませんので、今言いましたような何らかの協議会といいますか、立ち上げるべく検討していきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) ありがとうございます。やはり個人個人では、情報収集はかなり難しい、そういった検討委員会等を立ち上げていただければ、そこを通じて生産者のほうへそういった情報を流していただければ、かなりいいのではないかというふうに思いますので、ひとつよろしくお願い申し上げます。 次に移ります。1億総活躍社会の構築について、これは安倍内閣が提唱したものでございます。その中でこれ10月7日ですか、第3次安倍内閣、1億総活躍社会の策定ということで、大体2020年ごろまでですか、GDP600兆円、合計特殊出生率1.8人、介護辞職ゼロ、この3つにおきまして、新しく内閣官房副長官でありました加藤勝信氏を担当大臣に任命し、閣僚や有識者でつくる国民会議、これが10月29日に開催されております。大変難しい目標でありますが、このことについて市長はどう捉え、どのような体制で、どのような計画、まだできたばかりで非常に難しいと思うのですが、地方創生につきましても一応安倍内閣のほうでこういうことを打ち出しております。市長の考えをちょっとお聞かせ願えればと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 1億総活躍ということでございますけれども、安倍総理の新たな三本の矢ということで、今言われたようなことが上げられているわけでございますけれども、これは今般今年度の補正予算に計上するということで国がやっているところでございまして、そういうことの段階でございまして、まだ細かいことがわかりませんので、ただ国のほうとしては、今年度補正予算に上げるということでございますので、そのやはり推移をしっかりと見ていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 最近安倍内閣が打ち出したそういう施策について質問しているわけですが、大変市長も難しい、今後国の推移を見てやっていくということでありますけれども、ひとつやはり内閣が決めたことというのは、必ず地域にもそういったことでやりなさいということでございますので、気にとめてそういったことを進めていっていただきたいなと思います。 次でございます、当市ではまちづくりの指針、新総合計画、今策定中であります。今年度策定期限の地方版人口ビジョン地方版総合戦略案、これが24日、全員協議会において提示されました。この地方版総合戦略と新総合計画、この連携、ちょうど計画が重なるのですが、その連携については市長はどのように計画を持っていきたいと考えておりますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 総合計画といたしましては、市全体の本市の総合的な振興発展を目的とする行政活動全体を網羅したことでございますので、これは総合計画というのは最上位計画と思っているところでございます。それで、地方総合戦略のほうでございますけれども、これはまち・ひと・しごとということで、5年間にわたりましていろいろと決めていくことでございますので、それも並行して一生懸命やっていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 無駄のないように連携をとった、そういう計画を立てていただけたらなと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 では、3番目に移ります。平成28年度の予算編成についてであります。平成28年度予算は、市総合計画、最終年度の編成であり、須藤市長の3回目の予算編成であります。市長の選挙公約は大きく6項目、小さく分ければ7項目になりますが、新中核病院の建設、スピカビル問題の早期解決、人口減少対策、社会福祉の環境整備、これは細かいあれですが、教育行政改革行財政改革、産業振興の、大きく分けると6項目、細かく分けると社会福祉の環境整備を入れますと7項目ということでございました。これまでの2年間を総括検証して、市長自身どのように感じておられますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。
    ◎市長(須藤茂君) 平成28年度の予算ということでございますけれども、議員の皆様方のご協力、お力添いをいただきまして、スピカビル、あるいは新中核病院、あるいは平成21年から県のほうでは、地方自治体に企業誘致するにおいてのお金は出せないと言っておきながら、今般筑西市に58億4,000万円のお金を出していただきました。これは県議会の臨時議会でのご協力もいただきまして、7年ぶりぐらいに筑西市に出していただきました。こういう企業誘致等も含めまして、一生懸命今後とも皆様のお力をかりてやっていきたいと思っているところでございます。 その中で、しかしながら、行財政改革も必要となってまいりまして、これもいい方向に進んでいるところでございますので、人口減少したり、市税がなかなか厳しかったり、地方交付税がなかなか入ってこなかったり、厳しくなるところはありますけれども、何とか皆さんとともに乗り切っていきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 私はこれまでの市長の仕事ぶり、これをこの公約と照らし合わせて、おこがましいのですが、ABCDの4段階で評価すれば、私はA、あるいはBの上位ランクになるのではないかと思います。それは新中核病院、これも進んでおります。スピカビルの早期解決、これも途中ではありますが、目鼻がつきました。人口減少、これについては企業誘致、これも目鼻がついてきております。教育行政につきましては、教育懇談会、これ小学校単位でやっておりますけれども、順調に今いろいろな市民の意見を聞いて、今のところ、途中でございますけれども、いい方向に向かっているのではないかと思っております。 そういった中で、そういう評価を私はしておるところでございます。平成28年度、特に重点施策として、市長が考えていらっしゃるのはどういったことであるか、特に重要施策として次年度考えていることをお聞かせ願えればと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) その前に、先ほど言いましたように、税収がなかなか厳しい、人口減少が著しいという観点からも、非常に財政が厳しい中、企画部を中心としたその財政のやりくり等もやっておるところでございますが、私といたしましては、先ほど議員さんがおっしゃいましたように、新中核病院は何とかなりそうでございますので、新中核病院、あるいは途中からちょっと出てまいりましたが、道の駅、これは平成32年までには解決したいと思っているところでございます。 それから、やはり企業誘致等を、それから計画の中で人口が減少する一つの要因といたしましては、若い夫婦が子供を育てて働く場所がないというようなことから、先ほど言いましたように、企業誘致を中心として働く場所を見つけて、そしてこの子供さんたちにも、いろいろな意味での援助をしていきたいと、そのようなことも中心的に考えていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) わかりました。この間の明野地区だったですか、市政懇談会におきましても、やはり働くところ、これを要望している方がかなりおりました。一つそういったことで、働くところ、企業誘致、よろしくお願いしたいと思います。 次に、今度部長にお願いしたいと思います。税務部長にお願いします。台風18号被害による鬼怒川決壊被災者の税の減免、徴収猶予についてお尋ねします。まず、減免、徴収猶予に該当する国税、県税、市税はどのようなものがあるか、またその対象要件はどのようなことであるか。減免に該当した世帯、人数、件数、金額。徴収猶予について、やはり同じく世帯、人数、件数、金額。全体の件数、金額はどのぐらいあったのか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 中川税務部長。 ◎税務部長(中川隆雄君) 大嶋議員さんのご質問に答弁申し上げます。 台風18号による被災者に対しましては、市県民税と固定資産税都市計画税で減免を実施いたしております。市県民税につきましては、納税義務者の所有または居住する住宅が水害により被災した程度と、所得金額により減免の割合を定めております。また、固定資産税都市計画税につきましては、納税義務者の所有に係る家屋について、水害により被災した程度により減免を実施したところでございます。 続きまして、該当の件数等でございます。市県民税につきましては45世帯で、減免該当者が76名、減免額は382万4,900円でございます。 固定資産税につきましては、都市計画税と合わせますと、該当被災家屋は46棟で、減免該当者が28名、減免額は205万5,200円となってございます。合計で588万100円を減免いたしております。 国税の個人が納める所得税の減免についてでございますが、本年、平成27年中に発生した災害に対して該当となることから、来年、平成28年2月から開始されます平成27年分の確定申告におきまして、雑損控除、または災害減免法を選択することができます。ただし、該当となるのは、建物の所有者、もしくはその方を扶養している人に限られまして、日常生活に通常必要となる住宅や家屋などが受けた損害についてのみ認められるものでございます。 そして、徴収猶予でございます。徴収猶予につきましては、今回の水害が原因で、市税を納期までに支払うことが困難である被災者に対して適用されますが、市税の減免措置で対応いたしましたところから、徴収猶予での申請はございませんでした。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) ちょっとこういうところではなかなか私覚えられないのですが、後でまた勉強させていただきます。 それで、こういったことがあるのだよということで、広報活動、被災者に知らせる方法、これはどういった方法で行ったか、お尋ねします。 ○議長(箱守茂樹君) 中川税務部長。 ◎税務部長(中川隆雄君) お答えいたします。 税の減免についての広報活動でございます。9月10日に水害が発生いたしまして、翌11日に税務部の職員により、船玉、川島地区を中心に家屋の被害調査を実施する必要のある地域を目視巡回をいたしました。そして9月14日には、資産税グループを中心とした税務部の家屋被害調査班により、被災した建物調査を実施いたしました。この調査によりまして、罹災証明書を必要とする方が多数いることが判明いたしましたところから、市のホームページに罹災証明書、税などの減免等について掲載をさせていただきました。また、その調査の際にも、税などの減免等の情報を直接被災された方々にお知らせするとともに、被災者の要望なども受け、対策本部や関係各課へ伝達をいたしております。 さらに、調査票により、被災家屋の半壊、大規模半壊の判定がおおむね終了いたしました9月24日には、自治会の要望を受けまして、船玉田園都市センター税務部職員を派遣し、罹災証明書の現地発給を行いました。その際にも、税などの減免等の必要な情報を直接被災されました方々へお知らせをさせていただいております。 また、10月15日号の「ピープルお知らせ版」で、「水害に係るり災証明書」のタイトルで広報をいたしております。 なお、被災地域が限定されておりましたので、市県民税につきましては、あらかじめ対象者の把握が可能であったことにより、対象者へ減免申請書を直接送付をいたしております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) やはりこういった災害を受けた被災者というのは、どこへどう届けていいか、そういったこともわかりません。できるだけ漏れのないような広報の仕方、よろしくお願いいたします。ぜひとも漏れのないように、今後とも出てくる可能性がありますので、ぜひともそういう対応、対処方をお願い申し上げます。 次に移ります。これは定住化対策なのですが、固定資産税の減免についてお尋ねします。人口減少対策として、若者世代住宅取得奨励金制度、これについては当市でも今年度制度化されております。神栖市では、この制度のほかに5年間の固定資産税の減免制度があります。5年間の時限法でございますけれども、効果があるということで、2,000件の申し込みがあったという新聞報道がございました。そういったことで、さらに2019年度まで3年間延長するということであります。当市でも財政的な問題もありますが、定住化対策としてその要件を狭めれば、こういった方法も定住化対策として考えてもいいのかなと思いますが、部長、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 大嶋議員のご質問にご答弁をさせていただきます。 当市の若者・子育て世代住宅取得奨励金制度でございますが、市内在住者、転入者を問わず、40歳以下の方が市内に新築住宅を取得する際、一律50万円を支給し、定住の促進を図ろうとするものでございます。奨励金50万円の額でございますが、新築住宅に係る5年間の固定資産税の平均的な課税額となっておりまして、当該固定資産税相当分について、子育て世代の経済的負担を軽減しようとするものでございますので、当面は減免は行わず、現行の奨励金制度を継続して、その効果を検証していきたいというふうに考えているところでございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) なかなか難しいというような答弁でございましたけれども、できるだけほかの支出を、歳出を審査、調査いたしまして、できるときがきたらひとつ考えてください。よろしくお願いします。提案としてそういうものもあるということでお話ししておきます。 次に、市民環境行政についてお尋ねします。やはり災害の支援でございますけれども、台風18号による鬼怒川決壊被災者支援についてであります。まず、被災地区、被災者数、被災内容、内容というのはインフラ、個人財産、店舗、工場、農家の機械類、農地等についてであります。まず、これについてお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 大嶋議員さんのご質問にお答えいたします。 まず、住居関係の被災でございますが、筑西市におきましては大規模半壊が68、半壊が3、床下浸水が18、計89になっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) あと、地区はどことどこですか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁申し上げます。 小川地区と船玉地区でございます。あと、伊佐山地区でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) あと、道路とかインフラ、あと店舗、工場、農家の機械類、農地等についてはいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 被災されました市内の中小業者でございますが、市で把握している範囲では19社ございまして、既に通常の業務を再開した企業もあると伺っているところでございます。また、農地につきましては、洪水により表土が流出したため、自力回復が困難な農地についての復旧事業等を進めているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 渡邉土木部長。 ◎土木部長(渡邉孝君) インフラでございますが、私どものほうの所管しております市道関係でございますが、この豪雨によりまして、鬼怒川河川敷にあります関城地内の市道への堆積土砂等による通行不能箇所の補修状況を進めている中で、補修の要望のあった路線の総延長は約6,500メートルです。それを不陸整正及び砕石敷きならし等の補修を終了した箇所は、約4,800メートルとなっております。現在の進捗率としましては約74%でございます。今後につきましても、個別に寄せられます追加要望や対象路線の補修につきましては、現在進めている作業に合わせまして継続して進めていくものでございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 持田上下水道部長。 ◎上下水道部長(持田保夫君) 上下水道部が所管するインフラであります下水道、農業集落排水、上水道についてご答弁申し上げます。 農業集落排水及び上水道につきましては、施設等への被害はありませんでした。下水道につきましては、マンホールポンプ場の制御盤の冠水や中継ポンプ場の冠水による運転停止などが発生しましたが、いずれも迅速に復旧及び応急作業に取りかかり、一般家庭からの汚水が排出できなくなるような事態には至りませんでした。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 大体その処理については、順調に進んでいるという解釈をいたしました。 それでは、次に移りたいと思います。先ほど市民環境部長のほうから、ある程度の住宅の被害状況があったのですが、全壊、大規模半壊、半壊等の、今度床上浸水です。住宅確保、再建策、経済支援、そういったことについてなのですが、被災者支援については、今回市長の招集挨拶の中でもありました。また、報告第13号、第14号、議案第89号、第92号等で補正予算案も提出されております。その中で当市は災害救助法対象要件に該当しないということで、被災者生活再建支援制度と同等な要綱が示されております。これについてはもう実施されたのかどうか、お伺いします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 議員さんご指摘のように、筑西市は国の被災者生活再建支援法が適用されていないことから、常総市や境町のように支援金を支給することができない状況になってございます。しかし、住家が半壊以上の認定を受けていれば、生活再建に相当な費用がかかるというようなことは容易に推測されることでございます。そこで、被災者の生活再建を支援するため、筑西市被災者生活再建支援金支給要綱を制定し、国の支援法が適用された自治体と同様に、支援金を支給する手続を進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 進めているのですが、その件数、金額等は今はまだ出ておりませんか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) お答え申し上げます。 11月末現在の申請状況でございますが、35件の申請がございます。支給額の見込み額でございますが、この35件の総計で4,025万円ほどと見込んでおります。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 途中でございますので、後でまとまりましたら議会のほうに、ちょっとそういった資料をお願いできればと思います。 次に移ります。この災害ごみについてなのですが、この処分については、もう既に全部処分終わったのか、終わったとすればその量、経費についてはどのぐらいあったのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 災害ごみの処分は済んだのかというご質問でございますが、罹災ごみの排出場所につきましては、川島地区3カ所、船玉地区1カ所、合計4カ所に仮置き場を設置いたしまして、被災世帯の方に排出していただきまして、10月1日までには処分が完了しております。また、どれくらいの量かということでございますが、川島地区につきましては178.68トン、船玉地区については111.25トン、合計で289.93トンの罹災ごみが排出されました。このうち145.22トンにつきましては、地元のボランティアの方のご協力も得ながら、市職員で収集運搬したところでございます。 次に、経費についてでございますが、川島地区、船玉地区の罹災ごみの処理といたしまして、約1,155万円の処理委託料がかかってございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) わかりました。 では、次に移ります。保健福祉行政についてであります。やはりこの18号による被災者支援についてであります。まず最初に、災害見舞金、義援金等の支給はあったのか。これは福祉的な観点からのものでございますが、これがあったかないか。あったとすれば、該当者は何名で金額は幾らだったのか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 大嶋議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 市の災害見舞金でございますが、先ほど市民環境部長のほうで、床上浸水のものにつきましては、被災者生活再建支援という形で救済しております。ところが床下浸水につきましては、今までも見舞金も出ておりませんでした。しかし、今回は台風の影響による豪雨に伴う鬼怒川氾濫という特別な事情がありました。それで住家、住んでいるところの床下への汚泥の流入があったものでございます。また、その汚泥の排出に相当苦労されたことから、この精神的な苦痛を解消すべく、限定的に筑西市鬼怒川氾濫に伴う住家災害見舞金支給要綱を制定し、住家床下浸水世帯に1万円の見舞金を支給することとしました。対象世帯は、先ほど市民環境部長が床下浸水18件と申しましたが、うちのほうでは実際に住んでいる自分の持ち家ということですので、アパート、空き家は除きますので、対象世帯は11件でございます。申請期間を12月末までとしておりますので、今申請を受けた5件につきましては12月支払いとなっております。 また、義援金につきましては、保健福祉部では、日本赤十字社茨城県支部への義援金受け付け経由事務を行っております。県の義援金配分委員会の決定方針に基づき、義援金支給事務を行うことになっております。このたびの災害に対しましては、県の義援金配分委員会が12月10日に行われる予定でございます。この結果を待って、被災者への義援金支給事務を進めさせていただく予定となっております。ちなみに、11月末現在で保健福祉部でお預かりした義援金は27件、金額にして138万395円を受け付けておりまして、これは既に日本赤十字社茨城県支部へ送金を済ませております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 時間もないので、再質問をしないで次に移りたいと思います。 また、介護保険料、医療保険料等、これの減免、徴収猶予、これは税と重なるのですが、そういったことはやったのか、また対象者はいたのか、お尋ねします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 先ほど税務部長のほうからも答弁がありましたけれども、介護保険料及び国民健康保険含めて、一緒にPRしながら進めたものでございます。当然こういう災害のときには、介護保険料の減免及び徴収猶予もできますので、PRしたところ、今回は1名から提出されておりましたが、申請者が同時に生活保護の申請をしておりました。生活保護の該当になりましたので、一応その減免はゼロでございます。 また、国民健康保険後期高齢者医療制度でございますが、どちらの保険制度におきましても、住宅等の価値の10分の3以上が被害を受けたということになった場合に保険料が減免される規定がございます。今回は相談件数は1件、国民健康保険で1件、後期高齢者で2件、いずれも申請には至りませんでした。これまで減免申請件数は1件もない状況でございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 申しわけありませんけれども、私のほうで災害ごみの処分委託料について、140万円何がしと答えてしまったようでございます。正しくは約1,415万5,000円でございますので、訂正しておわびしたいと思います。申しわけありませんでした。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) わかりました。今生活保護のお話が出たのですが、この災害被災者の中で生活弱者、多分こういう災害を受けると、当然生活保護者、対象者というのが出てくると思うのです。そういった中でこういった申請はありましたでしょうか、先ほど1件あったということなのですが。そのほかに生活保護です。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 生活保護、新規では今申しましたとおり、そのお一人。既にこの被災の対象になった床上浸水等に遭われた生活保護世帯も2世帯ほどありました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 次に移ります。 今回の災害につきましては、常総市の新聞報道等であったのですが、災害弱者、そういった方からの福祉避難所、これは協定を結んでいたのだけれども、開設を求めなかったから福祉避難所の開設をしなかったということで、高齢者、障害者、妊婦さんが大変不便があったという新聞記事が報道されておりました。筑西市では多分協定は結んでおると思うのですが、現在何施設と協定を結んでいるか、お尋ねします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 福祉避難所の協定状況でございますが、協和特別支援学校、それから市内の社会福祉法人、9法人、株式会社ケアネットの11団体と協定を結んでおり、受け入れ対応施設数は15施設となっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 今回はやはりその福祉避難所は開設したのですか、開設したとすれば何名ぐらい利用したか、その搬送の方法、この3点ちょっと聞かせてください。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 福祉避難所というものは、一般の避難所では対応できない特別な支援が必要な方を支援するための避難所でございます。今回の災害におきましては、先ほどから申しているとおり、地区が限定的でしたので、1カ所、福祉避難所を開設いたしました。そして、災害時要援護者の支援に当たりました。対象者は2名おりました。1名は定期的に利用している介護施設の受け入れが可能となったことから、実質1名の方を福祉避難所に搬送し、支援をさせていただきました。この方は常時酸素吸入が必要な方で、集団での避難生活が困難と判断させていただきまして、開設場所は関城老人福祉センターでございます。施設の管理者である市社会福祉協議会と連絡をとり、対応を依頼しました。また、結果的には親族との連絡調整の中で、親族でお世話いただけることになり、引き渡しをさせていただきました。その後、各避難所の状況を確認させていただきまして、特別な支援を要する避難者が見当たらなかったことから、同日福祉避難所は閉鎖させていただきました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 災害がありますと、どうしても一般の避難者、そういったものが優先されます。しかし一番災害に遭って困るのは、そういう災害弱者でございます。この設置というのは非常に大切なことでありますので、そういった準備というのも常々やっておいていただきたいなと思います。 次に移ります。経済土木行政についてであります。やはりこの鬼怒川決壊の支援なのですが、農業、商業、工業、こういったことを営んでいた被災者についてなのですが、特に農業を営んでいる方の支援、どのようなものがあって、どのような支援をしたか、経済部長、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) 大嶋議員さんの質問にご答弁させていただきます。 まず、農地につきましては、先ほどお答えしましたとおり、主に鬼怒川河川敷の堤外地でございますが、洪水により表土が流出した部分につきまして、復旧事業を進めているところでございます。また、農業用機械の購入費及び修理代につきましては、去る10月29日に国のほうで決定いたしました被災農業者向け経営体育成支援事業を実施して対応してまいりたいと考えております。また、現在茨城県の農業災害に係る災害条例適用の申請手続を進めているところでございまして、承認され次第、被害のあった農業者を対象に、病虫害防除用薬剤購入費の補助や、種苗購入費等の補助も支援してまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 機械等そういうものについても考えているということでございますが、私質問、ちょっと抜けてしまったのですが、この農地の復旧の費用、または保管米については、農業共済対象外であるということを聞いております。こういった保管米については経済的支援はあるのかどうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) お答えいたします。 農地の災害復旧費につきましては、専決処分事件についてご説明した被災ごみの撤去及び表土の回復工事ということで進めさせていただいているところでございます。 2件目の収穫後の保管米の支援ということでございますが、先般国のほうから必要な措置を講じるというふうな方針が示されたところでございます。その具体的な支援内容が私どもに示され次第、随時対応させていただきたいなと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 皆さん、本当に余裕がないと思うのです。農家の方は本当に来年度のための準備もありますし、当然経済、機械類でもそうなのですが、できるだけ、もう何十年に1回の被害でございますので、支援はお願いしたいと思います。 また、船玉地区なのですが、旧堤防の内側にある新しい堤防内に田畑があります。そこへ濁流、土砂が流れ込んだと、そこではかなり野菜づくりをやっているのです。ビニールハウス、これがかなり被害を受けたということなのですが、これもなかなか法的には支援が難しいような話を聞いたのですが、かなりの被害金額、私聞きましたらあるのですが、これ何とかいろいろな救済方法、法律的なもの、なければ市のほうで救済できるのか、そこら辺のところをお願いしたいのですが、よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 ビニール等の資材等でございますが、先ほどご説明しましたとおり、被災者向けの経営体育成支援事業で、基本的には対応してまいりたいと考えておるところでございますが、先般河川事務所の担当課のほうからお聞きしたところ、河川法第55条の申請が煩雑だということでございますので、今後該当農業者の方には、また河川事務所の職員を招いて説明会を開くなり対応したいと思っております。また、そこで厳しいということであれば、市のほうでも何らかの対応を検討をしなければならないということを考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 非常にこれは大変な災害なものですから、できるだけ支援して、できるところはお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 次に移りまして、TPP大筋合意がなったということでございますけれども、そういう団体、関係者に説明会、こういったものを開催する予定はありますか。また、今後、先ほども市長のほうに質問したのですが、そういう団体、相談を受ける団体、そういうのをつくって、まずはこのTPP大筋合意の内容について、生産者はものすごく不安になっています。そういった説明会の、やはりこういうことなのだよという説明会、こういうものを開催する予定はありますか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 説明会等の開催でございますが、国及び県の対応がまだはっきり示されてございません。したがいまして、今後時期を捉えまして、国、県のほうに説明会の開催の要望なりをしてまいりたいと、また市としましても、情報収集に努めながら随時会議等で示していければなというふうに考えているところでございます。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 私もやはりそういう生産者と時々話ししているのですが、大変不安がっております。国のほうの方針、県の方針、そういったJAの方針等が出ましたら、この説明会等は開催よろしくお願いしたいと思います。 次に移ります。やはりこのTPPについてなのですが、6次産業化、国内外での市場の拡大、拡張、独自ブランド化、これが必要になってくると思います。こういった6次産業化であるとか、市場の拡大、拡張、独自ブランド化のそういった計画、今後においてこれを進めていく上での計画、そういうものはお持ちでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) ご答弁申し上げます。 攻めの農業への転換というご質問でございますが、外国産のものに負けない競争力のあるブランド及び6次産業化による事業展開及び農業と観光の連携など、攻めの農業に転ずるべく要素としてはたくさん上げられるところでございますことから、現在市の魅力を生かしました筑西ブランド戦略を策定中でございます。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 本当に農業市の当市にとっては大変大事なことだと思います。今後そのような形で、油断せずにやっていっていただきたいなと思います。 最後になります。教育行政についてお尋ねします。ひとり親、貧困世帯の子の居場所づくりでございますけれども、2019年度までに年間延べ50万人利用できる環境整備といった数値目標を政府が示しております。2016年度、来年度からは事業費の2分の1が出るということでございます。この事業について今後筑西市では実施する計画がありますか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) ご答弁申し上げます。 貧困世帯の子の居場所づくりにつきましては、保健福祉部として、生活困窮者自立支援制度に基づく子供の学習支援事業の中で対応を検討しておりまして、現在進めております。平成28年度からの実施に向けて準備を進めておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) わかりました。こういうひとり親、貧困世帯というのは、将来に継続してしまうのです、この貧困が。そういった中で、この居場所というのは大変大切なことでございますので、ぜひとも進めていっていただきたいと思います。 また、お金のかかる話なのですが、塾の費用の助成、こういったこと、やはり子供の貧困率は今16.3%、6人に1人の子供が貧困しているよということでございます。千葉県の南房総市、大阪市では、塾やスポーツ教室、小学校高学年に対する助成を行っております。こういった制度がありますが、今後考えていくあれはありますか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 塾やスポーツ教室に通う費用の助成でございますが、さきに説明したとおり、子供の無料塾として開講を予定しております。しかし、スポーツ教室等いろいろありますが、そういうものに、子供の趣味嗜好というものは千差万別でありまして、全てに平等に対応できるものではないことから、現時点ではちょっと想定しておりません。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 9番 大嶋茂君。 ◆9番(大嶋茂君) 以上でございます。ありがとうございました。ひとついろいろ検討をお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午前11時 1分                                                                              再  開 午前11時15分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 3番 藤澤和成君。          〔3番 藤澤和成君登壇〕 ◆3番(藤澤和成君) 皆様、改めまして、こんにちは。3番 藤澤和成でございます。 質問に入ります前に、まずは9月10日に発生しました関東・東北豪雨にて被災されました皆様方に心よりお見舞いを申し上げます。我が市でも住宅、産業、農産品等、甚大な被害を受け、なかなかもとの生活に戻れない方々もいらっしゃいます。天災は本当に忘れたころにやってまいります。これからもこの災害を教訓とし、引き続き安心安全な社会づくりに取り組んでいくべきと、ここにいらっしゃる皆様全員、そして市民の皆様を初め、日本全国がそう願っているところであります。被災された皆様が一日も早く元の生活に戻れますよう、心より願います。 そして、去る11月5日、6日と、日立市にて開催されました茨城県市議会議長会主催による議員研修に参加させていただきました。これからの日本、これからの地域のあり方、地方議会の存在意義について、改めて気づくすばらしい機会でありました。参加させていただきまして、まことにありがとうございました。この研修を糧に、さらに精進してまいりますことをお誓い申し上げまして、質問に入らせていただきます。 初めに、市長の政治姿勢について伺ってまいります。市長の政治姿勢につきましては、これまでの議会におきまして質問をすることは、私はなかったわけでありますが、もうそろそろそういう時期であると考え、今定例会におきまして、初めて市長に質問させていただきます。 市長、あなたは平成25年4月、圧倒的な大差で市長に就任して、以来今日までみずからの選挙公約に掲げておりました「必ず実現するぞ、6つの約束」。1つ、救急医療を担う医療機関の整備。1つ、企業誘致活動の積極的推進。1つ、スピカビルの早期解決。1つ、徹底した行財政改革。1つ、地場産業振興のトップセールス。1つ、小中一貫教育の推進であります。 3年前のあの日から、市民の皆様と交わした大切な約束に対し、筑西市の現状を真摯に受けとめ、筑西市のあるべき姿に向かって実直に取り組んでいる。当時私は一般市民目線で、そして今はこうして新人議会人として日々実感しているところであります。就任以来2年半が経過しました。総括をお願いしまして質問席に移ります。どうぞよろしくお願い申し上げます。
    ○議長(箱守茂樹君) 藤澤和成君の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 藤澤議員さんの質問に対しまして答弁をしたいと思っております。 市長にご推挙いただいてから2年8カ月でございますけれども、今言いましたように、6つの公約を上げさせていただきました。そのうちの病院でございますけれども、これは皆様方の圧倒的なご支持によりまして、今進んでいるところでございます。自治医科大学及び筑波大学の両教授、副院長に、理事長及び病院長を引き受けるということまでになりましたので、その先生方にも今参加していただいてやっているところでございますので、このままやっていきたいと。 それから、企業誘致でございますけれども、企業につきましては、先ほど申し上げましたほかに、50号線の市民病院に入るところの関彰のガソリンスタンドの手前に、宝幸という神奈川県の大和市からそっくり来ていただきまして、企業に来ていただきまして、あと30人ぐらい欲しいというようなことをこの前言っていただきました。全部であそこで雇用といたしましては五、六十人とっていただこうかなというふうに思っているところでございます。その他企業につきましては、名前は一々上げられませんけれども、いろいろと職員の努力もあって、今順調にいっているところでございます。 スピカビルにおきましても、皆様のご協力において今工事をやっているところでございます。 それから、行財政改革につきましては、職員の努力にもよりまして、非常に収入が少ない中にいろいろと努力をしていただきまして、大変助かっているところでございます。 それから、地場産業でございますけれども、東京の大田市場、あるいは台東区にみずから行きまして、いろいろとPRをさせていただいているところでございます。 小中一貫制に関しましても、今教育長を中心としまして一生懸命やっているところでございます。 全般を評価いたしますと、一言で言いますと、私の机に座ると目の前に、「ひとりでは何もできない」、その下に「職員、議員、市民で協力してやりたい」というふうにやっておりますので、今後とも皆様のお力添えをいただきたいと思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 市長、丁寧な答弁ありがとうございました。できれば、市民を一番最初に書いていたただければ、もっとありがたいかなと思うのですが。少しずつ形になってあらわれているというところでありますが、一般に言われます地方都市の隆盛、またはこの行政運営に関しての市民の皆様の評価やご意見、これはさまざまでありますが、こうして形になってあらわれるもの、または市長の動きによって伝わるもの、これはわかりやすいと思うのですが、数字でしかあらわせない筑西市の現状についてはいかがでしょうか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 大変申しわけありません。数字と言いますと、どのような。大変申しわけありません、済みません。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 済みません、ちょっと質問が悪かったです。例えば今おっしゃった行財政のことをもうちょっと細かく言っていただくとか、あとは人口がどうですとか、一般に言われる行政の数字の範囲で結構です。 ○議長(箱守茂樹君) 宮窪総務部長。 ◎総務部長(宮窪英治君) 私のほうからの行財政改革につきましてお答えを申し上げます。 第2次行政改革、これは平成22年度から26年度までの成果でございますけれども、効果といたしましては、職員数の削減等によりまして、約36億円の人件費の削減効果を生みましたけれども、一方で委託料などの物件費、企業会計、特別会計への繰出金等の歳出が増加をいたしまして、5年間の累計では約180億円の効果を生んでございます。また、今後でございますが、既に第3次行政改革がスタートいたしまして、平成27年度から31年度までの計画でございます。これにつきましては、行政を経営するという概念を強く意識をしながら、さらなる行政改革に取り組んでいるというところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 行政運営はデータをとる。そしてこれを分析し、明確な対策を打ち、そして検証、改善し、これをさらに公表することが使命であります。どんどん情報を公開していただき、市民の皆様のご意見を頂戴するべきと考えております。 それでは、具体的な施策について伺っていきたいと思います。今定例会開会に当たる市長の挨拶の中にもありましたとおり、筑西市総合戦略の策定が急がれているところでありますが、これは私もシリーズで取り上げています。この地域創生、筑西市総合戦略並びに人口ビジョンについて伺ってまいります。 ことしの3月から実施されております、若者・子育て世代住宅取得奨励金制度ですが、これまでの実績を教えていただけますでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 藤澤議員のご質問にご答弁をさせていただきます。 若者・子育て世代住宅取得奨励金制度の実績でございますが、4月1日から11月末までの奨励金交付申請件数は114件で、その家族の方の数は427人でございます。このうち市外からの転入による申請件数が23件で、その家族の数は71人というような実績でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) すばらしい数字と考えますけれども、市長、ご感想をお願いできますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) この制度につきましてですけれども、今部長が言いましたように、数字的には非常に上がっているかなというふうに思っているところでございますが、しかしながら、まだまだ少し何か物足りないな、何か考えなくてはいけないなと、このように思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) こちらの制度につきましては、現在の空き家対策も含め、中古住宅の取得者にも対象を広げてはいかがかと、前回も私質問しましたけれども、それは3年間の事業終了時に検証、検討というお返事でございました。それは結構なのですが、この年齢の制限についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 年齢の制限でございますけれども、若い子育て世代を応援したいということで、年齢については今の年齢でいきたいというふうなことで考えておりますけれども、先ほど議員から、前回ご質問がございました中古住宅の件ですけれども、現在は新築住宅のみを対象としておりますけれども、空き家対策の観点から、あるいは中古住宅への対象拡大を望む声も多いというようなこともありますものですから、中古住宅につきましても、今後検討するというふうな方向でいきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) あわせまして、昨今は晩婚化が非常に主流になりつつありますので、中古住宅の範囲拡大、それから年齢制限の緩和と、これをあわせてご検討いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、多世代の同居に関する質問でございます。我が筑西市では、人口は減っていても世帯数はふえているといった現状であります。私が提案しますのは、離れて暮らす親世帯とその子世帯が同居、または同一敷地内に隣居する場合の支援、または補助であります。もう少し詳しく説明しますと、世代間で支え合いながら生活する多世代家族の形成を促進してはいかがでしょうか。たくさんの世代で同居、またはよく言われる雨が降っても傘の要らない距離で生活することで解消できるのは、子育て支援、高齢者の独居減少、家族のサポートによる女性の就業支援であります。引っ越し費用の一部でも負担する施策についていかがでしょうか、ご意見を頂戴いたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 多世代同居の支援についてでございますが、核家族化が進む中で、3世代、4世代同居がかなうということはすばらしいことでございまして、子育て世代の負担軽減とか就業支援にもつながるというふうに考えております。国のほうでも来年度の税制改正で、3世代が同居する場合の住宅改修について検討しているような情報もございますけれども、他市の事例なども踏まえまして、どのような支援ができるか、前向きに検討させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 早速検討していただき、素早い実行を望みまして、次に移ります。 市長がお示しになった人口ビジョンでありますが、なかなか市民の皆様には伝わりづらいところもあるのかなと考えております。特に私前回も伺いました。中には、しつこいと思われる方がいらっしゃるかどうかわかりませんが、筑西市の目指す将来人口目標、2040年に8万7,000人、2060年には7万5,000人になっております。これは立派な目標であると考えますが、やはり目標達成には毎日、毎月、そして毎年の積み重ねが重要であります。5年ごとの目標数値設定はわかるのですが、もっと細かく単年度の目標を庁舎の至るところに貼り出して、公表、検証していったらいかがかと考えますが、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) このままの傾向でいきますと、国のほうの社会保障・人口問題研究所の推計ですけれども、2060年には5万5,000人を切ってしまうというような予測になっておりますが、その中で国の長期ビジョンでは、2060年に1億人を確保すると、そういう目標を立てておりますので、国がそういう方針でやっておりますので、我々としても国と一緒の方向を向いて、ぜひ積極的に少子化対策をやっていきたい、人口減少対策をやっていきたいということで、2060年に7万5,000人という目標を設定させていただいたところでございます。 人口の目標につきましては、5年ごとに目標人口を設定しておりまして、目標人口の検証につきましても、単年度ではなく5年ごとを予定しております。総合戦略も5年を期間としておりますので、目標人口についても5年ごとの検証を予定しておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) では、伺いますが、5年ごとに数字が出ているのであれば、1年ずつで割って公表したらいかがですか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 総合戦略では5年を一つの計画期間となっておりますので、1年ごとに人口がそんなに大きく変わるというようなことは、なかなか難しいかなというふうなことで考えておりますので、5年ごとの計画期間と合わせて検証していきたいというふうなことで考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 1年ごとに1,000人近くも減っているではありませんか。これはこの辺までにしますけれども、ぜひご検討いただいて、よろしくお願いいたします。 そして、私、「まちの魅力アップ運動」と勝手に名づけてやっていますけれども、以前から旧町名復活、通称町名の使用について大きな民意がありまして、その民意は今でも市民の中にはしっかりと息づいております。以前の議事録ですとか広報紙も読みあさったのですが、質問も答弁のてんまつも、ちょっとどうにもよくわからないところもありますので、どういった要望に対しどういった経緯であったか、整理する上でお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 宮窪総務部長。 ◎総務部長(宮窪英治君) お答え申し上げます。 旧町名復活についてでございますが、これまでの経緯についてご説明を申し上げます。まず平成25年2月に旧下館市内の甲・乙・丙の地番表示につきまして、「下館」という名称と、それと通称町名を加えることを目的といたしまして、請願の提出がございました。このことにつきましては、平成25年3月の定例議会におきまして採択をされております。市では、この請願を提出されました下館地区の自治会、そして下館商工会議所の意見をお伺いするという趣旨の中で、何度か会議を現在まで開催をしております。また、署名につきましては、約9,000名の方の署名をいただいているところでございます。 その中で、この請願の内容については非常に大きな課題がございます。重い課題があるということについては、会議の中でご説明をさせていただいております。その大きな課題につきましては、まず町名表示の問題点といたしましては、1つは、甲・乙・丙の区域内にある約7,000筆の町名につきまして、土地登記簿上で変更することになるために、相当な調査期間、あるいは作業期間を要すること、それと多額の費用を要するということがございます。さらに、この地域は地籍調査を実施していない地域でございますので、さらに多大な労力、費用が予想されるところでございます。 2つ目といたしまして、登記簿が変更になった場合、職権で変更できない手続につきましては、住民の皆様、そして地域内にあります企業の皆様みずからが変更手続きを行うという負担が、大きな負担が発生するということでございます。 3つ目といたしましては、現在の通称町名は、町界、町の境が非常に複雑に入り組んでおります。そのことから、町名を住所に反映しても、逆にわかりづらい住所になってしまい、住所の解消には至らないという点がございます。 それと、4つ目といたしましては、甲・乙・丙区域に限定してそうした多額の費用を投入することにつきましては、他の地区の住民から、果たして十分な理解が得られるのかどうかということでございます。 それと、登記簿を変更せずに、市で扱う文書等に町名を加えるという表示等も検討してまいりましたけれども、現在の情報システムの中では、むしろいろいろなエラーが生じる可能性がありますので、非常に難しいということが判明してございます。 そしてまた、町名の中に「下館」ということをつけ加えるという問題点につきましては、1つ目といたしましては、合併協議会において旧市町の名称は使用しないこととした経緯がございます。2つ目といたしましては、甲・乙・丙の区域のみに「下館」の表記を加えた場合、旧下館市の他の地域の住民に理解を得ることが大変難しくなってくるのではないかということでございます。それと、3つ目といたしましては、さらに「下館」の表記を加えた場合に、住所が長くなるということで、利便性が低下する。また、「下館」の表記に関する請願というのは、商工会議所のみでございますので、これについては慎重にさらに取り扱う必要があるというふうなことでございます。 このようなことから、会議の中では実現性について明確な方向性を見出すまでには至っておりません。市といたしましては、もう少し研究のお時間をいただきまして、皆様の要望、大変9,000名という署名がございますので、そういった要望に対しまして、負担のない形で応えられる方法は何かないのかということで研究を続けさせていただきたいというふうに思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) その会議も現在頓挫中ということで、まことに悲しい限りであります。それだけたくさんの市民の皆様からの要望があり、議会では請願まで採択しているのに、この状況と。まことに本当に残念な限りであります。 では、この件に関しまして市長に伺います。市長、この件そろそろ何とかしませんか。もう一度市民の皆様のご意見、ご希望をよく聞く場所、そのテーブル、どうですか、つくりませんか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 今総務部長が経過はご説明を申し上げました。私もいろいろと今経過を聞いていて、その前も打ち合わせをしておりましたもので、非常に難しい問題でございまして、それから住所登録の機械等も交換したことから、いろいろと厳しい、すぐ解決できる問題ではないと思っているところでございますが、しかしながらこれだけ多くの署名が集まっておりますので、今まで3回開いておりましたけれども、これを早急にもう少し真剣に、真剣にやっているのですけれども。真剣に考えていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 確認いたします。では、そのテーブルをもう一度再開していただけるということでよろしいですね。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) はい、そのとおりでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) お約束いただけました。これ、たくさんの市民の願いでございますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。 そして、子育て支援について1点だけ伺いたいと思います。最近登下校する子供たちを見守っていますと、マスクをしている子が大変多くなってきました。インフルエンザやノロウイルスがはやる時期でありますが、昔は学校にて予防接種を集団で受けた経験が私もありますが、最近はそういう光景は見かけませんが、今はどういうふうになっているのでしょうか、教えていただけますか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 藤澤議員さんのご質問にご答弁申し上げます。法律にかかわることですので、私のほうから。 予防接種につきましては、従来までは、議員さんおっしゃるとおり学校で集団で実施しておりましたが、平成6年の予防接種法の改正に伴いまして、個別接種へと変更になりました。予防接種法の改正内容でございますが、法律による強制接種をやめ、必要な予防接種を国が進め、国民がこれをする努力義務という勧奨接種方式となりました。かかりつけ医師による個別接種は、事故を予防することにもつながりますし、また日常のお子さんの健康状態を把握している保護者が付き添うことで、安全に接種することができます。今後も予防接種につきましては、その法律に基づき実施してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) わかりました。この時期になると、どうしてもそういう問い合わせが子育て世代のお母さんからあるものですから、そのように申し伝えます。 引き続き、「子育てするなら筑西市」と言われるように、子育て支援、子育て世代の負担軽減については、次回からも伺ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 市長、「ちくせい未来会議」という会議を今度開催されますが、その狙いと方針について、簡単にご説明願います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 未来会議の設置でございますけれども、総合計画の策定に当たっては、策定段階から広く市民の意見を、やはり市民の皆様の意見を募り、今後のまちづくりに関する提言を総合的に反映させるという、そういうことでやっているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 現在応募者数といいますか、何件くらい参加表明はあるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 済みません、ちょっと正確な数字は今持っておりませんけれども、未来会議の構成メンバーとしては、公募委員の方、市のホームページとか市の広報紙による公募委員の方と、あと未来会議で協議をします4つのテーマ、健康福祉、都市産業、教育文化、住民生活と、その4つのテーマに関連する団体からの推薦委員によるメンバーという、そういう構成を予定しております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 実のなる会議になりますよう、心よりご祈念申し上げます。 そして、スピカビルについて伺いたいのですが、私先日11月12日、土浦市役所を案内していただき、よく中を教えていただいてまいりました。総合受付、それからコンシェルジュなる方がいらっしゃいまして、困った方の対応なんかもすばらしかったのですが、もちろんスピカビルでも総合受付、コンシェルジュのような方の配置はあると思うのですが、1点だけ、土浦市役所の1階には社会福祉法人の方々のお店がありまして、特に評判がよろしいということであります。ぜひスピカビルの1階にも、チャレンジショップとあわせまして社会福祉法人の皆様のお店を設置してはいかがでしょうか、お答え願います。 ○議長(箱守茂樹君) 宮窪総務部長。 ◎総務部長(宮窪英治君) お答えを申し上げます。 ただいま議員さんおっしゃいましたように、総合案内所については1階に設ける予定でございます。それと、障害者就労支援の観点から福祉関係の店舗ということでございますが、これにつきましては、例えば現在本庁舎で昼休みにそういった就労支援事業者にも出店をいただいているところでございます。そうしたこの就労支援者事業者につきましても、その本庁舎機能の移転に合わせまして、そういったスペースの提供につきましては継続してまいりたいというふうに考えてございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 形態はいずれにせよ、設置いただけるということでよろしいですね。 ○議長(箱守茂樹君) 宮窪総務部長。 ◎総務部長(宮窪英治君) 常駐的な、常設的な店舗ではなくて、スペースとして継続して提供させていただくということでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 引き続きよろしくお願い申し上げます。 やはり土浦市役所も駐車場がいろいろと問題であります。やはり立体駐車場の4階に入ると、半分下がって3階、半分上がって4階、こういうふうになっております。そして土浦市役所では、やはり公用車と来庁者のスペースに区別がないということで、ご意見がたくさん来ているということであります。1つだけお願いしたいのですが、スピカビルの駐車場ですが、公用車を置くところには、「公用車」と表示していただけないでしょうか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 宮窪総務部長。 ◎総務部長(宮窪英治君) お答えを申し上げます。 駐車台数でございますが、立体駐車場のほうには605台、それから平面には130台ほど駐車スペースがございます。その中で公用車につきましては、現在本庁舎で80台、スピカ分庁舎で70台、合計で約150台の公用車がございます。これにつきましては、本庁舎に置くべきなのか、また緊急事態の場合に備えまして、スピカビルに置くべきなのかということについては、現在検討しております。また、駐車スペースの表示につきましては、スピカビル本庁舎移転における公用車の再配置を含めて検討してまいりたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) その公用車と表示してくれということは、現在でも市民の皆様から要望が届いておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 そして、11月は特にイベントが多い時期でありましたけれども、先日開催されました下館商工まつり、駅なか・駅まえフェスティバルについて、市長の率直な感想を、簡単で結構ですのでお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) いわゆる商工会議所、あるいは青年会議所の方、それから市民の方、職員の方、全て力を合わせていただきまして、大変にぎやかな催しができたと、心から喜んでおるところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 下館商工会議所青年部メンバーも報われることと思います。かわりまして御礼申し上げます。ありがとうございました。 ところで、市長、下館商工まつりへの補助に関してですが、そろそろ見直す時期かとも考えますが、簡単にご意見をいただけますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) お気持ちはよくわかりますし、人が集まる上においては、お金というものも発生するわけでございまして、先ほど言いましたように、地方から、いわゆる東京から入ってくる、東京という言い方はおかしいですね、国から入ってくるお金、そして人口減少等による市民税等々の減少によりまして、本当に厳しいところがあるものですから、ここで「わかりました」ということはちょっと言えないのですが、しっかり考えていきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) よろしくお願いいたします。 そして、総合戦略の中では、新規開業、継業支援についても取り上げられていますが、拡充される創業支援事業についてご説明願います。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) 藤澤議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 現在、下館駅北口商店街の活性化ということを目的にいたしまして、過去3回ほど若手経営者との懇談会を定期的に開催しているところでありまして、市におきましても、当懇談会で頂戴しました意見等を参考にしながら、空き店舗の活用を含めまして、市内で起業、継業する方などを対象にして、事業所開設に係る建物の取得費、家賃、改修費の助成及び固定資産税の減免等を現在検討しているところでございます。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 皆様から届いている要望には、手短な申請ですぐに効果があらわれる支援が求められておりますので、引き続き商都筑西の復活を期待しまして、最後の項目に移ります。 最後、安心安全なまちづくりについて伺ってまいります。筑西市の災害時、特に関東・東北豪雨の対応についてはご案内のとおりでありますが、本当に市長を初め、執行部の皆様初め職員の皆様、不眠不休の闘いで、本当にお疲れさまでした。今思えば、幾つか反省するところもあったのかと思いますが、いかがでしょうか、簡単にお願い申し上げます。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 藤澤議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 反省する点、幾つかございます。現在9月30日に最後の災害対策本部を解散させていただきまして、その中で反省点、教訓点というのを出させてもらっております。その中で、この災害対策本部の中だけではなく、各課のほうにも反省点、教訓、そういったものがあるだろうからということで、各課のほうにもそういったものを吸い上げていかなくてはならないというご指摘をいただきまして、現在まとめているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 多くいただいたご意見の中にもありますし、その反省点の中にもあったかと思いますが、筑西市のホームページが開きにくかったというご意見がございますが、お心当たりはございますか。 ○議長(箱守茂樹君) 稲見市長公室長。 ◎市長公室長(稲見猛君) 議員ご指摘のように、9月の災害時におきましては、市のホームページが開きにくい、あるいは接続しにくい状況にあったというところは否めないところでございます。この原因につきましては、災害発生時のアクセス量が多かったために起きてしまったものと考えてございます。そのため今後の対応といたしましては、通信回線の容量を拡大したいというふうに考えております。また、あわせまして、災害情報がすぐに閲覧できるように、災害情報の専用のページを設けるなど改善を行いまして、迅速かつわかりやすい情報提供に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 筑西市では公式のフェイスブックやツイッターなどもありますので、そちらもあわせて素早い伝達をお願い申し上げたいと思います。 続きまして、去る11月19日15時42分、本城町で建物火災が発生しました。出火してしまった方、そして類焼を受けました近隣の方々、改めてお見舞いを申し上げます。2軒全焼でございます。ただいま撤去解体中でありますが、以前稲川先輩からも同様の質問がありましたように、火災で発生した廃材の処分費用について、現在も補助は全くないのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) お答え申し上げます。 現在のところはございませんが、環境センターのほうで、火災のごみ等につきましてどのようにしていくかというような検討、ただし環境センターのほうは筑西市だけではございませんので、そこで検討を進めていくというような話は聞いております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 質問を変えますが、では、火災を起こしてしまったお宅、または類焼を受けたお宅、お見舞金のような制度はございますか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答え申し上げます。 先ほどの水害のときでも申しましたが、見舞金制度というものがあります。全焼で6万円、半焼で3万円ということでございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) あとはご自身の保険、または蓄えが頼りということでありますが、火事の現場は本当に悲惨であります。私ももう10年勤続しておりますが、やはり消防団員も昼間、夜間問わずすぐに現場に駆けつけるわけであります。ただ、何よりも辛いのは、ぼんぼんと燃えているご自身の自宅を、ただ呆然と見詰める市民の姿であります。処分費用の補助、お見舞金、こちらもあわせて検討をお願いを申し上げます。 続いて、災害協定について伺いますが、筑西市ではどういったところと災害協定を結んでいるのでしょうか、教えてください。
    ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 災害時協定につきましては、物資供給、医療救護、応急復旧など、現在61の事業所と協定を締結しております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 大変ありがたいお話であります。さきの関東・東北豪雨災害のとき、避難所にたくさんの方々が避難されておりましたが、物資は防災倉庫にさまざまおありですけれども、これがないということで手配いたしたものは、携帯電話やスマートフォン、こういったものの充電器を横島のドコモショップさん、それからセキショウモバイルさんから手配していただきました。そしてあわせて、お布団、同じく横島の夫婦寝具さんよりいただきました。そこで伺いますが、こういったご商売されている方々、その中に入っていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 災害協定を結んでいる61の事業所でございますが、ここで一つ一つの事業所名をお話しするというのはいかがなものかと思いますので、業種でいいますと、米穀類とか野菜類、あるいは燃料、石油、医療、物資の輸送、それから水道管の復旧、日用品、作業用品、飲料水等、あるいは簡易トイレ、そういったものに対しての協定内容というふうになっております。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) これは個別に相談に上がりますので、ぜひこういったところとも結んでいくべきと考えますので、よろしくお願い申し上げます。 そして、防災無線について伺います。聞こえづらいといったご意見はここ最近でどのぐらい寄せられていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) お答え申し上げます。 具体的な数字は今つかんでおりませんが、確かに聞き取りづらい、聞こえづらいというようなご指摘受けております、また一方で、ちょっと大き過ぎるとか、そういうような声なども来ているのも事実でございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) どういった対応をされていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) お答え申し上げます。 聞き取りづらいというところにつきましては、職員が現地に行きまして、試験放送等で、どのような状況なのかを確認いたしまして、スピーカーをもう少し遠くまで飛ばせるようなものにするとか、向きを変えるとか、そのような対応をさせていただいております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 聞こえづらいといったご意見に関しましては、順次対応されているということで、よろしくお願いしたいと思います。しかし、この防災無線、これは聞こえづらいのも問題でありますけれども、もっと問題なのはその内容であります。例えば先日の本城町の火事の際の防災無線及び防災メールの内容は、「15時42分ごろ甲で建物火災が発生し、消防車が出動しました」。こういうものであります。それから防災無線、防災メールは火災だけではありません。行方不明者の場合もそうであります。「こちらは防災筑西です。行方不明者のお知らせをいたします。下館地区甲在住の82歳男性が」と、これはやはりわかりづらいと感じるのは私だけではないと思います。 先日の本城町の火事におきましても、本城町と伝えれば、いち早く消火ができるわけであります。我々消防団員は、火事場はあの町内だから、どこに貯水槽があって、ホースは何本ぐらいで届くだろうと。火災現場は一刻を争う状況であります。それに行方不明者にしても同じであります。防災無線を耳にした方々、特にご近所の皆様でありましたら、どこどこ町の何歳ぐらいの男性だとなれば、発見も早くなるはずであります。 ちょっと口調が紋切り調になって申しわけありません。このように言い出したら切りがないのですが、いかがでしょうか、防災無線、甲・乙・丙の前に通称町名を入れてはいただけませんか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 火災の放送につきましては、自動発報というふうになっておりますので、なかなか難しい状況でございますが、行方不明者の情報提供の放送につきましては、ご提案のように、今後わかりやすいような町名等を入れて放送させていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 難しいという返事でありますが、お伺いいたします。筑西市消防団、分団等管轄地域は何で分けられていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 済みません、ただいま資料をちょっと持っていません、申しわけありません。 ○議長(箱守茂樹君) 通告にのっとって質問をお願いいたします。 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 私がかわりにお答えいたします。1分団から5分団まで、これは通称町名で分けられております。通称町名で分けておいて、防災無線、それも緊急時にそれを使わないのはいかがなものかと考えます。答弁は結構です。ぜひこれはご検討いただきたいと思います。これはさきの質問にも通ずるところでございますが、ぜひ旧町名、通称町名の使用をあわせてお願い申し上げたいと思います。 そして、高齢者の安否確認についてですが、確認いたします。今どんな形態でやられて、どんな効果が出ているでしょうか、お願い申し上げます。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 私のほうからお答えいたします。 現在ひとり暮らしの高齢者、もしくはそれに準ずる世帯、高齢者2人がいるとかという、そういう世帯につきましては、地域の民生委員さんによる見守り、それからヤクルトの配達による安否確認のほか、緊急通報装置を設置し、急病、事故等、もしもの場合に備えているところでございます。さらに、議員さんご提案の配食サービスのことでございますが、現在は女性会のボランティアでやっておりますが、月1回程度でございますので、その見守りというものについてはちょっと不足でございます。また、高齢の方については、栄養バランスというものも非常に大切なことでございまして、こういった配食サービスを行うことは非常に大切なことだと思います。 こういったことから、ひとり暮らし高齢者等が住みなれた地域で安心して暮らせるように、市といたしましても、お弁当配達サービス等に対する補助について前向きに検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) その事業につきましては、古河市や結城市、そちらでかなりの効果を上げているということであります。超高齢化社会の到来を目前に、こういったきめの細かい事業に引き続きよろしくお願いしたいと思います。 そして、今回の関東・東北豪雨災害の際、ありがたく各方面から義援金を頂戴したと思いますが、総額お幾らほどになるのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 先ほども申し上げましたが、市で預かったお金というものは138万395円でございます。これは日本赤十字社の茨城県支部へ送金し、その支部がその義援金をプールし、県内の被災世帯に配分するということになっております。それが12月10日でございますので、その配分委員会の結果を待って、こちらは金額等についての支払いを行っていく予定でございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) なるほど、そういう仕組みなわけですね。いただいた義援金は1円残らず被災された方々に届くのでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 多分というか、県の配分委員会の中で決定されますので、その中での決定事項ですので、私どものほうでは承知しておりません。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) しっかりと市にいただいた義援金でありますから、そういった経過の報告はぜひ行っていただいて、市民の皆様、そして義援金を頂戴した方々には考慮すべきと考えますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 そして、もう一点だけ、空き家台帳の進捗のほうはいかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 本市における空き家の件数調査につきましては、平成24年7月に筑西市内の各自治協力員さんのご協力により調査を実施したところでございます。この調査でございますけれども、空き家台帳の作成やまた今回施行されました空家等対策の推進に関する特別措置法、それに基づく空き家対策を推進するためには少し情報が不足している状況でございました。このため、現在9月24日より、防災、防犯上の観点から、地元に精通しております消防団の皆様のご協力により、空き家の実態調査を実施させていただいているところでございます。今後、消防団の皆様の調査していただきましたデータをもとに、台帳整備に取りかかろうと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) わかりました。あわせて空き家バンクの早い設置をお願い申し上げます。また、ご説明にもありましたとおり、自治会の皆様、消防団員の皆様のご協力、台帳の作成には不可欠であります。私からもお願い申し上げまして、最後、市民の皆様の関心事といいますか、心配事といいますか、道の駅整備計画であります。ただいま基本構想策定中でありますが、本日もこうしてたくさんの市民の皆様がお越しです。伝えていただけますか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 道の駅につきましては、今年度基本構想、基本計画を策定するということで進めておるところでございます。市長からもお話がありましたように、平成32年度のオープンを目指して今後進めていくというふうなことで進めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) この件に関して1つだけ伺いたいのですが、筑西市道の駅整備推進協議会設置要綱第3条、協議会は20人以内をもって組織するとありますが、この20人以内の根拠をお聞かせ願います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 道の駅の整備に関しましては、基本構想、基本計画の策定に関しまして、広く市民の皆様から意見や提言をいただきたいということで、推進協議会のほうを設置したものでございます。委員は、議員おっしゃいますように、20人以内をもって組織するという要綱となっておりまして、現在17名で組織をしております。学識経験者として1名、筑波大学の教授の方、それと各種団体の代表者または推薦者で8名の方、男性4名、女性4名です。それと公募による市民の方が4名、男性2名、女性2名でございます。それと市職員として副市長を含めて4名ということで、17名で組織をしていることでございます。 たくさんの方からいろいろな意見をいただきたいということで設置をさせていただきましたので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 私はもう少し公募による市民の方々が多くいらっしゃるべきと感じますが、今ご説明のとおり、公募による市民の皆様はたったの4名であります。道の駅、こんな道の駅にしたい、ここの道の駅に追いつけ追い越せ、そういったビジョンがありましたらお話し願います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 現在全国には1,079の道の駅がございます。大体平均年間売り上げが2億円でございます。しかし、自治医大近くのしもつけは16億円いっているところでございます。しもつけの駅は北と南の縦の線国道4号で、交通量が非常に多くて、そこに入っているわけでございますけれども、この国道50号というのは、交通量を調べておりますけれども、そんなにはございません。よって、交通量も大切ですけれども、筑西市の道の駅は、この地域の皆様方に集まっていただける、この近辺の皆様方に集まっていただける、そういう道の駅、防災も含めて考えていきたいと思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 道の駅につきましては、市長おっしゃるとおり、筑西市民だけではなく、近隣の市町村、そして近県の皆様も注目しております。ぜひすばらしい道の駅ができますよう、よろしくお願い申し上げます。 そして、市長に最後に1つだけ伺いたいと思います。きのう私、石破大臣に面会を申し込んでまいりました。これからの日本は誰もが経験したことのない厳しい世の中が来ると、こうおっしゃっておりました。そして、市長におかれまして、現在進められているさまざまなプロジェクトも形になってまいりました。残された任期はあとわずかであります。今後どういった気概でこの筑西市を引っ張っていかれるおつもりか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) お答え申し上げます。 先ほど言いましたように、病院、あるいは道の駅、あるいは企業誘致、企業もあと、ちょっと名前言えませんが、数社今契約といいますか、今交渉しているところでございます。それから6次産業でございますけれども、これも二、三日前新聞に載りましたが、30ヘクタール及び60ヘクタールにキャベツその他の野菜をつくって、カット工場を市内につくって販売すると、販売先も大手企業と決まっておるところでございます。もろもろを考えますと、やはりこれは私がやるにおいてはまだ時間が足りませんので、今後議員の皆様にお力添えをいただいて、今言いましたやつは必ずや完成していきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(箱守茂樹君) 3番 藤澤和成君。 ◆3番(藤澤和成君) 市長のお心強い言葉を頂戴しましたところで、間もなく時間であります。市長初め執行部の皆様、本当に丁寧なご答弁、まことにありがとうございました。そして、金曜日のお忙しい時間帯にもかかわらず、こうしてたくさんの方々に傍聴にお越しいただきました。あわせて庁舎のモニターで、またケーブルテレビでのご視聴に感謝を申し上げまして、終了とさせていただきます。 本当にありがとうございました。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 0時12分                                                                              再  開 午後 1時15分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 12番 仁平正巳君。          〔12番 仁平正巳君登壇〕 ◆12番(仁平正巳君) 12番 仁平正巳でございます。午後のひととき、眠くなる時間帯かもしれせんが、皆さんの子守歌にならないよう緊張した議論を展開していきたいと思います。 光陰矢のごとしといいますが、ことしの4月の改選以来、あっという間の8カ月間でありましたが、9月の議会中に発生いたしました台風18号に伴う関東・東北地方豪雨による大水害は、常総市はもとより、本市においても甚大な被害に見舞われました。多くの被災者に対しまして、心よりお見舞いを申し上げる次第でありますが、災害に強い安心安全な地域を目指し、本年も残りわずかとなりましたが、行く年も来る年も皆様にとりまして、そして筑西市にとりまして、よい年となりますよう念じながら、一般質問に入らせていただきたいと思います。 初めに、市長の政治姿勢についてでありますが、さきの水害時において、市長は災害が発生した翌日には、市内の被災者はもとより、常総市の被災者に対しましても、無料であけの元気館を開放し、せめてお風呂だけでもゆっくり入っていただきたいという市長の優しさと決断の早さに、改めて感謝と敬意を表すものでありますが、ちなみに9月11日から約20日間で、常総市からのあけの元気館に入館された方は186名、市内から40名の被災された方が入館されたそうであります。そこで、市長にお尋ねをいたしますが、本年10月22日に嘉田生崎小学校区で開催をされました筑西市政懇談会でありますが、市民からこんな話が出ておりました。もちろん市長も覚えていらっしゃることと思いますが、市役所にいろいろなことで電話連絡しようとしても、何をどこの部や課に連絡したらいいのかわからず、たらい回しにされることが多いという問題に対しまして、執行部では、広報広聴課に電話をもらえれば、問題に対する担当課をお知らせできますと答弁をされました。 さらに、市民から、そんなわかりにくい課の名前ではなくて、例えば簡単なものは「すぐやる課」とかの設置をして対応してほしいとの要望がありましたが、市長はその問題は真剣に考えますと明言をされましたが、以前私が議会一般質問の中で、経験豊富な再任用者だけで1つのセクションをつくって、例えば受付案内業務を担当するとか、すぐやる課の設置はどうかと提案したところ、市長は今後十分考えたいと答弁をされましたが、今回市民に対しては真剣に考えると、一歩踏み込んで答弁をされておられましたので、須藤市長の持ち前の決断の早さと優しさで、この問題はどうなったのか、改めてお伺いをいたします。 また、市内小学校区20カ所で行われております筑西市政懇談会も、1月と2月、残り2回で終了するわけですが、市民からの苦情や要望を聞くものではなくこの市政懇談会の本来の趣旨であります、あらかじめ設定をしたテーマについて市民とともに話し合い、意見交換をするための懇談会とは少しかけ離れてしまって、どこの地区でも市民からの要望が多かったように思いますが、市長の感想はいかがか、そして来年度も続けていくのか、あるいは市民と行政の協働のまちづくりの一環としての違う施策を考えているのか、市長のご所信をお伺いするものであります。 その他の質問につきましては、質問席にてお伺いをさせていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 仁平正巳君の質問に答弁を願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 仁平議員さんの質問に答弁をしたいと思います。 まず、あけの元気館でございますけれども、これにつきましては、正直な話、私は頭の中にありませんでした。恥ずかしながらありませんでしたが、仁平議員さんからの助言によりまして、「ああ、そうか」と思って実行したことは事実でございます。助言をいただきまして、186名の方が入られたということで、大変うれしく思っているところでございます。 先ほどの質問でございますけれども、この市役所というのは、市民の皆様が代表番号をかけて、どこの課に相談しても、それがたとえ自分の課でなくても、それは市職員には変わりないわけでございますので、責任を持って案内、あるいはそこに取り次いで、いわゆる意見を聞くというのは当たり前の話でございますけれども、残念ながら、この前嘉田生崎小学校でありましたように、たらい回しにされている現実はありまして、非常に言語道断といいますか、非常に私も怒っているところでございます。私の市長への手紙ということにつきましても、そのような文章がございまして、非常に市民の方には申しわけないと、このように思っているところでございます。 よって、要望の趣旨、この前の話、そして私への手紙等を考えまして、当たり前の話を言いますけれども、1つにはたらい回しをしない。2つ目として、市役所への問い合わせ先をわかりやすくする。3つ目といたしまして、迅速に対応できることを念頭に、私はすぐやる課というのも真剣に考えますと言いましたけれども、それを前段といたしまして、市民相談専用の、その専用の電話を開設したいと考えております。それでちょっとやっていきたいと思っております。その相談を受けたらすぐ電話を受けた職員が、その専用電話をつくるわけですから、その職員が責任を持って采配をする。そして、責任を持ってその方に応対するということで、まず、すぐやる課というのは確かに私の口から出ましたけれども、「すぐやる課」ならぬ「すぐやる市役所づくり」を職員にまずやっていきたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思っております。 それから、今言いましたように、市民の市政懇談会でございますけれども、議員さんのご指摘のように、地区住民の皆さんから要望が少なくありません。それはしかし、私は楽観的に考えて申しわけありませんが、むしろ地域の関心の高さのあらわれかなというふうに、そして愛着を持ってくださっているのかなと、このように思っているところでございます。よって、その要望のみに偏るようなことがあれば考えなくてはなりませんけれども、懇談会全体で見ますと、私としてはとても有意義な時間を過ごさせていただいているところでございます。今後の市政懇談会の実施についてでございますが、私は常に申し上げているように、私一人ではできませんので、市民の皆様と議員の皆様と「オール市民党」でこれを継続してまいりたいと思っているところでございます。 以前にも、前の市長さんも今回と同じようなことをしておりました。しておったときには私が議員でしたので、そのときには、これそのときに担当した事務方に言いたいのですが、事務方のやり方が悪いと、我々も議員でしたので行きますけれども、今と同じように行っても、紹介もしていただけなければ、挨拶もさせない。ということは、我々議員は要らないのではないかと、直接市民に聞いて、市民の皆さんの意見を聞くなら、要らないのではないかということで私は思っておりましたので、そのときの市長さんよりも、事務方のやり方に対しまして少し怒りを覚えていたことを覚えております。よって、今回は、今の事務方の方は非常に理解があるものですから、皆様方に来ていただければ、話し合ったものを、議員さんの紹介等、少しの時間で申しわけないのですが、いろいろと意見をいただいているところでございます。よって、できますればもう少し続けていきたいなと、このように思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 専用電話をつくると、たらい回しがないように迅速に対応するという、非常にいいご答弁をいただきましたけれども、その専用電話の担当する方はかなり行政に精通をしていないと、結局どこへ回していいかわからないということになりますので、再任用者の経験豊富な方をここに回すとかのことも含めて考えていただきたいと思います。 それから、市政懇談会ですけれども、確かに議員の最後に自己紹介とその日の感想ということで、一、二分時間をいただくのは、本当に議員冥利に尽きるのですが。実は市民から要望が多い、それは否めない事実なのですけれども、そのときに執行部でも、その問題は議会でも一般質問で出たとか、議論をしたとかと言ってくれないと、一般市民の方は、申しわけないですけれども、知らないのです、議会でそんなことをやっているということ。そこにいる議員ばかみたいなのです。これ見よがしに市民は言いますから、この問題はこうしたほうがいい、ああしたほうがいい、こうしてくださいと。だけれども、そのときに、だったら議員の名前は言わなくても結構ですから、その問題は議会でも出ておりますと、こういうふうに話し合いましたということを含めて説明してもらわないと、議員がまるっきりさらし者でばかみたいですから、その辺のところは今後の課題として検討していただきたいと思います。その件についての答弁は結構です。 次に、本市の公共交通のあり方についてお尋ねをいたします。近年ますます高齢化する地域社会において、本市は1世帯当たりの乗用車の保有台数が、何と日本一という、まさに車なしでは生活が成り立たない地域であり、公共交通のあり方は本市に限らず、全国的に重要な政策の一つになっていると考えますが、去る10月に公共交通に関する市民アンケート調査を、市内全世帯から無作為に選定した1,000世帯の方々に対して行ったようでありますが、現在市民の方々が利用されているデマンドタクシーには、予定送迎時間どおりにならない、あるいは乗り合いでは乗車時間が長くなる、また運転手によって不親切な方もいるなど、改善要望が聞こえてくることがありますが、逆に運転手側からは、行き先を変更したり、認知症でわけがわからないお客さんもいたり、男性の乗客で飲酒をされていて、時間に迎えに行ったら、「少し待ってろ」と、タクシーではないのにそう言われたという苦情もありますが、それはいずれにしても、まず現行のデマンドタクシーの運行状況については、過去に何人もの議員さんが質問しており、確認をされていただきますが、年間市からの持ち出しは約6,000万円、利用状況は1日当たり約160人、月当たり約3,150人、年当たり約3万8,000人弱ということで間違いないかどうか、お答えをいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 仁平議員のご質問にご答弁いたします。 デマンドタクシーの運行実績でございますが、平成24年度から26年度までの3年間の平均値ということで申し上げますが、運行事業に対する市からの補助金の実績額としては約5,500万円でございます。また、利用者数は1日当たり157.4人、月当たり3,134人、年間3万7,603人ということで、議員おっしゃるとおりでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) そこで、まずこのデマンドタクシーは、1人1回当たりの利用コストは一体幾らかかっているのか、お尋ねいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 利用コストでございますが、運行に要する経費の年間総額6,600万円ほどかかっております。これを年間利用者数で割り返しますと、1人1回当たり1,756円というような数字になります。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 先ほど申し上げました公共交通に関するアンケート調査によって、市では市民に対し何を期待して、そして結果として何が見えてきたのか、今後の方針はどうすべきと考えているのか、お尋ねをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 総合計画における市民意識調査ですとか、あるいは人口ビジョン策定のためのアンケート調査、そういったものも実施しておりますけれども、市民の多くの方が公共交通に対しては不満を抱いているというような分析結果が出ております。今回議員ご質問の公共交通アンケート調査からは、特に高齢者や若い方が公共交通に不安を感じているというようなことが確認をされております。また、利用率の低いデマンドタクシーの改善ですとか、新たなバス路線整備への要望が高いというような調査結果となりましたことから、公共交通対策の充実を図るため、路線バスですとか、あるいはコミュニティバスの運行など、具体的な検討をしてまいりたいというふうなことで考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) わかりました。市では今後バス路線の整備を考えているのかなと感じております。それは例えば1つの例ですけれども、長野市などで今現在行っております、市街地をぐるっと循環する公共バス「ぐるりん号」、大人1回150円ですか、運行していますが、あとはつくばの「つくバス」、このようなものと考えてよろしいでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 市のほうでは今年度から来年度にかけて策定をいたします地域公共交通網形成計画、それにおきまして、デマンドタクシーなどの既存公共交通と共存できる路線バスとか、コミュニティバス、そういったものについて具体的に検討するということにしております。市内の交通不便地域ですとか、あとは中心市街地を結ぶコミュニティバスとか、あるいは公共交通の空白地帯となっております明野地区を経由した、つくば市との連携による広域的な路線バスの運行、そういったものについても、今後検討してまいりたいというふうなことで考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 一自治体では全て解決できる問題ではないと思いますけれども、実は10月21日の読売新聞にこういう記事が載っておりました。「安倍総理が、一般の運転手がマイカーなどに有料で客を乗せる自家用車タクシーを解禁する意向を表明した」と掲載をされておりました。これはもともとライドシェア、いわゆる相乗りといって、海外では既に普及をしておりますが、国内ではいわゆる白タクとみなされ、道路運行法に抵触するので現在は禁止をされておりますが、今後解禁に向けて、法改正も含めて結論を出したいとしておりますが、いずれにしましても、受益者負担、現在のデマンドタクシー、1回300円ですか、やむを得ないとしても、現行のデマンドタクシーの運行実績の検証をきちんと行って、費用対効果を十分に考慮し、市民にこれはよかった、あるいは便利になったと喜ばれるようなシステムになるよう、しっかりと取り組んでいただきたいとお願いをし、答弁は結構ですから、次の質問に移ります。 国勢調査についてお伺いをいたします。本年は統計法に基づく5年に1度の国勢調査の年であり、10月1日を基準として、国内に住んでいる全ての人及び世帯を対象に実施されましたが、本市で調査員に任命をされた468名の方から、口々に、「いやあ、大変な仕事を請け負ってしまった」との声が何度も聞こえてきました。不肖私も本年初めて調査員として143世帯を受け持ちましたが、とにかく大変な仕事量で、途中で投げ出すわけにもいかず、本年からはインターネットでの回答依頼も加わり、調査員の平均年齢も高齢化が目立ち、特にアパートや社宅等の集合住宅の多い区域の調査員は大変だったと推察をいたしますが、1回の説明会、これは各地区に分かれて約3時間、休みもとらずの説明会がありましたが、高齢化が目立つ調査員は、内容を1回で理解できたとは到底思えませんが、その後調査員から、または調査される側の市民からは、この国勢調査に関しどのような質問や苦情等があったのか、お尋ねをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 今回の国勢調査に当たりまして、仁平議員初め調査員の皆様には大変ご協力をいただきましてありがとうございました。調査員、または市民の皆様からの質問や苦情についてでございますけれども、調査員の方からは、特に集合住宅の調査が大変困難であるというようなものが多く寄せられております。不在で面接困難な世帯が多いと、その上調査拒否であるとか、在宅していると思われても応答がないといったことなど、調査対象であるか確認することが大変難しい状況にあったというようなことでございました。 また、インターネットによる回答が導入されたことによりまして、先にID、パスワードが記載されたインターネット利用者情報の配布というのがあったのですが、その配布期間が短かったことや、その後の回答促進リーフレット配布のための訪問回数がふえてしまったということで、調査が大変だったというご意見がございました。 また、市民の方からの質問や苦情についてですけれども、今回の調査から全ての世帯でインターネットによる回答が利用できるようになりましたけれども、やはり国で設定した配布期間が短時間であったということで、インターネット利用者情報の配布がおくれたという苦情がございました。また、ごく少数でございますが、調査員が訪問した際の応対について不快であったというような、そういった内容のご意見もいただいております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) では、具体的にお伺いいたしますが、筑西市全体でこの回収率はどのくらいで、ネット回答、郵送、そして調査員の回収の割合をお示しいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 本市の回収率についてでございますけれども、割合につきましては、国勢調査の世帯数については現在審査中でございますので、ことしの9月1日現在の常住人口調査の世帯数、3万6,525軒をもとに計算いたしますと、インターネットによる回答が35.6%、郵送による回答が32.9%、調査員による回収が31.5%と、そういう割合になっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 冒頭に申し上げましたが、統計法に基づき、法律です。全ての人に回答義務があるわけですが、回答拒否、あるいは何らかの理由で回答しなかった場合、その後、いわゆる回答をしていない方たちの処遇はどのようになったのか、あるいはなるのか、お伺いをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 国勢調査は国の基幹統計でございますので、統計法に基づきますと、回答拒否や回答をしなかった世帯については、50万円以下の罰金というふうに定められております。ただし、国、県のほうに確認しましたところ、これまでに国勢調査に回答しなかったという理由で罰則が適用された例はないというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 一応法律の条文にはそういう罰則則規定はあっても、ほとんど適用されないと。大体わかりましたけれども、全国的に同じ様式、同じ方法で回答を募っているわけです。それで決まっているわけですから、単純に一自治体で変更するわけにはいかないと思いますけれども、例えば先ほど部長のほうからもお話がありましたけれども、病院や福祉施設等の入所施設や社宅等はその事業主があるわけですから、事業主が、それからアパートやマンション等の集合住宅は、管理会社に行政側から依頼する方法はないのか。 実際に、経験上ですけれども、アパート等では、ノックしても本当になかなかドアをあけてくれない、それから特に外国人の世帯は聞き取りもほとんどままならないのです。調査票というか、そういう安直に外国語が何カ国語も出ていますけれども、何人だかもわからないのが現状です。それから、アパートの家主や不動産屋さんは、今どきですから、個人情報保護法等の理由により協力がなかなかしてもらえない。それから管理会社、よくアパートのほうに出ていますけれども、どこなのか、その場所も遠くてわからないのが現状であります。細かい点で言いますと、それから調査資料が大きいA4サイズなのですけれども、封筒はもっと大きいわけです。そうすると、いわゆるアパートのドアの郵便受けには入らないのです。あれを強く折ってしまいますと、調査票が折れてしまいますのでなかなか難しい。そうすると、何度もその調査員の方は行かなければならない。 そういうことで、私も調査を、聞き取り調査をしましたけれども、まるで警察の取り調べです。あなたのお父さんはどこの会社ですか、会社名。その会社の業務はどういうことをやっているのですか。あなたのお父さんはその業務の中の何を担当していますか。5年前はどこに住んでいましたか。5年前違う自治体だったら、どこですかと。お母さんにそれを聞いていくわけです。それが日本人だったらまだまだいいのですけれども、外国人の場合は、わからない、わからないの返事です。だから聞き取り調査しても調査にならないのです。 非常にそういうことで、私が一番心配しているのは、このままでは5年後、調査員になる方がいなくなってしまうのではないかと危惧をしておりますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 調査に当たりましては、本当にいろいろご苦労されてありがとうございました。それで、5年後の調査についてということですけれども、今回の調査におきましては、インターネットによる回答を導入し回答促進を図ったものの、配布物ですとか、調査世帯の訪問回数も多くなりまして、調査員の負担軽減がどの程度図られたか疑問に思うところもございます。一方で、インターネットによる回答は便利でやりやすかったというご意見もいただいておりますことから、インターネット回答のさらなる普及や、より便利なインターネット回答システムなどの構築につきましては、県を通じて国のほうに意見を申し上げたいと思っております。 調査書類提出後、事後報告書の提出がありますので、その際に調査事務の実態について詳細に記載をして、5年後の国勢調査において、調査員を引き受けていただく調査環境がより整いますよう、調査員の負担軽減につきましても、県を通じて国のほうにきちんと要望していきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 私も調査員をしたわけで、非常に聞きにくいのですが、この調査員の方の報酬というのはどういうふうになっていたのでしたっけ。それは説明会のときには一切触れてなかったので、あえてお伺いをいたしますけれども。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 均等割と戸数割がございまして、その受け持っていただいた世帯の数によって報酬が違ってまいりますけれども、できるだけ早いうちに報酬のほうはお支払いしたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 詳細については、後ほど詳しく伺いたいと思います。 次に、あけの元気館の運営についてお伺いをいたします。この施設はもともと市民の健康維持と健康増進、そして憩いの場として、合併前の平成12年12月にオープンをし、医療費の削減を目的とした施設と認識をしておりますが、少し前のデータではありますが、平成24年度ベースで1日平均824名、年間27万人の方が入館されておりますが、ちなみに類似施設として、広域事務組合で運営しております筑西遊湯館との単純な比較ですが、遊湯館は平成15年4月オープンで、平成26年度は1日平均643人で、年間21万7,300人の入館者があり、本年8月12日に入館者数合計250万人に達したと聞いておりますが、あけの元気館の入館者数の推移はどうか、まずお尋ねをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長
    保健福祉部長(神原光司君) 仁平議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 推移ということですので、平成25年度からでよろしいですか、平成25年度は1日平均815人、入館者数が延べ26万6,490人、平成26年度、これが指定管理になったところでございますが、826名、27万3,367人でございます。ちなみに、現在平成27年度の1日平均は845人となっております。まだ延べのほうは10月末現在ですので、差し控えさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) そこで、肝心なのは、本当に医療費の削減につながっているのか、数字あるいはデータがあればお示しいただきたいと思いますが、さらに平成26年4月から指定管理者制度に移行して運営をされておりますが、その費用対効果はどうか、お伺いをいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) まず、医療費ということでございますけれども、筑西市人口10万人余の中で、国保加入者約4割の部分しか私どもでは医療費については掌握しておりません。その医療費は1人当たりについて見ますと、平成25年度ベースでいいますと、1人当たり29万839円、これが1年間の医療費でございます。平成26年は30万6,048円、全国平均よりは下回っておりますが、県の中では17位、10位というようで、余り低くはないというような状況でございますので、医療費に対する効果というのは、これちょっとこの中からは認められないということでございます。 あと、効果ですけれども、経済的効果といいますか、その主なものは人件費になってくると思います。今までは5人の職員があけの元気館の管理運営に当たっておりました。これを指定管理にするに至って、人件費は一応2人分を見て指定管理という形をとっております。なぜ2人だということになりますと、あけの元気館の運営そのものは既に委託しておりますので、その運営担当職員の中でのやりくりができるということで、管理については2名程度という積算のもとに指定管理をしたものでございます。市の職員が行っていれば、当然2人では管理できませんので、5人ほどの職員が行っていますので、3人分ぐらいの人件費が節約というか、軽減されたものだと思っております。金額につきましては、個々の人件費、違いますので、何とも言えませんが、相当な金額の効果があると。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 確かにあけの元気館に行っているから医療費が、医者にかからなくなったという、なかなかそれ数字で市としてのデータにあらわすのは難しいと思いますけれども、私もほとんど毎日のようにあけの元気館に行っておりますけれども、たまにこんな話を聞くのですけれども、会員券が安いのでここはいいのだと、「仁平議員、今度近い将来消費税が10%に上がったとき、まさか上げまいな」と、こう言われるのですけれども、8%になったときも入館料は据え置きをしたわけです。もし市の方針として今後どういうふうに考えているか、通告外で申しわけないのですけれども、市長、感覚としてどうですか、10%になったときどういう対応をされますか。 ○議長(箱守茂樹君) 宮窪総務部長。 ◎総務部長(宮窪英治君) 各施設の利用料金につきましては、消費税が8%になった段階では検討を先送りした経緯がございます。それは将来10%になることを想定しまして、その時点で再度検討しようということで、8%の時点では先送りしたという経緯でございますので、今後また施設の使用料については費用対効果、それから受益者負担の原則に基づいて再検討しなければならない事項であるということは認識しております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 私も毎日行っている関係上、できるだけ上がらない方向で検討していただきたいと、これはあくまでも要望ですので。 そこで、このあけの元気館は、地主さんといいますか、その入り口のところを持っている方の了解が得られないのかどうかわかりませんけれども、入り口が非常に狭いのです。駐車台数も開館当時と何ら変わらなく、正式には94台分しかないのです。先ほども答弁の中でありましたように、1日850人近い方が行っているのに、94台分ではどうやっても非常に少ないというふうに認識をしておるのですが、常に朝10時からもう満杯状態でございます。違反とまでは言いませんけれども、とめられるところだったらどこでもとめてしまいます。あるつくば方面の方から聞いた話なのですが、「あけの元気館は安くて温泉の質もいいし、非常にいいのだけれども、お客さんのマナーがいまいちなのだよね」と、何を言っているのかと思いましたら、障害者用のスペースにも堂々ととめてしまうのです。見ていますと、健常者が1台の車で5人もおりてきて、どなたもどこも悪そうにない、まして車にもステッカーも張っていない、そういう常連の方がいるのも事実でございます。 それで、何とか駐車場を広げてほしいとの要望が頻繁に私の耳に入ってくるのですが、隣接地はいわゆる山といいますか、普通の雑地みたいなところなのですが、借用あるいは買い上げは考えていないのかどうか、お尋ねいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 駐車スペースが確かに少ないとのご指摘でございます。確かに800人以上が1日にご利用なさるところに97台、100台未満ということでございますので。しかしながら、まだとめられるスペースは、余力は少しありますので、その駐車できるスペースを見直して、駐車台数の確保を図るため駐車場整備に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) どうしても高齢者の場合は、常連さんはこう言うのです。前進で斜めにとまっているところで、枯れ葉マークというのですか、もみじマークというのですか、マークのついている車の脇にはとめないほうがいいよと、ぶつけてそのまま行ってしまいますから、高齢者は。きちんとバックでスペースにとまっている車はそういうことないというように、今現在は防犯のカメラがついていますので、非常に置き引き、あるいはそういう車上荒らしというのが少なくなりましたけれども。とにかく、どなたも入り口に近いところにとめたいのが人情なのです。ですから、できれば駐車スペースを広げていただきたい。 そこで、駐車場の南の端に小さないわゆる公園のようなものが、遊び場です、子供たちの。整備されておりますけれども、私の記憶では一度もそこで子供さん、あるいは人が利用して遊んでいるという姿を見たことありません。いっそのことあそこを駐車場にしてしまったらどうかと考えているのですが、いずれにしましても、保健センターの東側のスペースに、駐車スペースのラインを引いてほしいというお客さんからの要望なのですが、確かに大型バス、あるいは市民の健診用の大型バスが年に幾日かとめるようなラインは引いてあるのですが、乗用車のスペースではないのです。本来はあそこはとめてはいけない場所なのです。でも、もう普通に当たり前のようにとまっているのですが、ラインがないものですから、先ほども言ったとおり高齢者が比較的多いので、非常にばらばらといいますか、整然とされないわけです。せめてあそこにラインを引いていただければ、もっと整然ととめていただいて、そして事故等も少なくなると思うのですが、その点いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 公園につきましては、現在母子健診や子育て支援事業の際に、議員さん見たことないのかもしれませんけれども、多少使っているみたいなので、なおかつそれは補助事業でつくった公園ですので、ちょっとそれは難しいのかなと。ただ、ご指摘受けたその東側の本来駐車場でないスペースについては、もう既に既得権ではないけれども、車が駐車されていますので、安全のためにも線を引いたほうがよいかなというふうに考えております。さらに、南側のデイサービスの敷地内にも、多少ラインが引けるのかなというところがあります。ただ南側の山が民地ですので、木が覆いかぶさってきて、枝が落ちたりしてトラブルということもあり得ますので、所有者にかけ合ってこちらで切らせてもらうと、最悪の場合。そういうふうな対応をしてまいりたいと考えておるところでございます。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 入り口のスペースについてはどうでしょう。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 入り口については、ちょっと私も掌握していないので、これから調査しますけれども、駐車場でもう1点言わせてもらえれば、ちょっと離れるのですけれども、敷地外のテニスコートの駐車場にもとめられるということがありますので、そちらへのご案内もあわせてしたいと思います。しかしながら、先ほど議員さんがおっしゃったように、利用者のモラルがありまして、バスの車庫あたりのところの駐車スペースがあいていても、建物の入り口の近くに、ましてやその通路に、道路に車をとめていらっしゃる方がおります。一番近くのほうへとめて、中の運動施設、ルームランナーなんかで走っているというふうなことも見受けられますので、ぜひとも遠くのテニスコートに車をとめて、それから歩いて入館するような、そういう何かしらPRもしていきたいなと考えておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 温浴施設以外に、プールやトレーニングが今現在非常に人気があるのですが、その利用状況は簡単にどうなのか、ちょっとお伺いをしたいのですが、もし時間的に余裕があれば、小中学校の児童生徒のプールの授業に温水プール、筑西市にはありませんから、開放してはどうかと考えているのですが、実はあさって、12月6日ですか、須藤市長とシドニーオリンピックの銀メダリストという中村真衣さん、市長とトークショーをされます。わかっています、市長。何を話すのか楽しみなのですけれども、あわせて小学生を対象にした水泳教室も開かれるわけで、そういうことで、もしプールのほうに余裕があれば、子供たちに授業として開放できないかと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 プールの活用でございますが、年間利用者6万7,828人、1カ月当たり五千数百人、1日当たり平均約205人が利用しております。平日は、開館から12時ごろまでは利用者が非常に多い状態でございます。また、土日・祝日は、午後の利用者が多い状況でございます。現在の利用状況を踏まえると、プールの利用に余裕はない状況なのかなと。これからも、例えば介護予防事業とか、それからデイサービスセンターのレクリエーションとか、そういう形でも使っていくので、小中学生に使う余裕があるかどうか、ちょっとないのかなというふうに思います。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) あけの元気館の問題の最後になりますけれども、確認をしておきたいのですが、今現在いわゆる入れ墨、タトゥーをしている方は、それが大きいだろうが小さいだろうが、入館を断っておりますが、どこの施設でも、入浴施設でも同じだと思うのです。しかし近年、テレビ等でも既にご案内のとおり、外国人のスポーツ選手はかなりの方がそういういわゆる入れ墨、タトゥーをしておるわけです。我が国もラグビーのワールドカップや東京オリンピックが近づく中で、そのような例えば有名なスポーツ選手があけの元気館を利用したいといった場合には、どういう対応をされますか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) お答えします。 現在のところ、入れ墨等の対策につきましては、当市におきましては、平成25年度に条例改正をして以降、あけの元気館入り口と受付に入れ墨の方への入館についてお断りする張り紙をして周知しております。また、職員が定期的に巡回し、入れ墨の方がいた場合には退所していただく対応をしております。しかしながら、議員さんおっしゃるように、グローバル社会の中では入れ墨がファッションであり、ましてや文化という国もあります。 ですから、それについては今後の課題になってくると思うのですが、ここに観光庁が調査した結果があるので、ちょっと参考までにお教えしますけれども、観光庁が全国のホテル約3,800施設に調査した結果でございます。入れ墨のある方に対する入浴について断っている施設が56%、それから断っていない施設が31%、それからシール等で隠せばいいよというのが13%でございます。ですから、徐々にではありますが、その基準がだんだん薄らいできていると。これからも国内の世論の状況、動向を見ながら対応していくしかないのかなと思っております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) わかりました。当初入れ墨の人の入館を断るのは、暴力団対策法との関係というようなことが頭についていましたけれども、最近ではそういう直接的な関係はないかと思いますけれども、今後の課題と捉えておきます。 次に、小中学校の運動会についてお尋ねいたします。運動会の始まりは、明治7年に当時の海軍兵学校が始まりらしいですが、近年一時下火であった会社関係や地域の運動会が復活してきたようですが、それはさておき、小中学校の運動会で全国的にムカデ競走や組み体操でけがをする児童生徒が多いと聞いておりますが、本市ではどうなのか、近年の状況をお尋ねいたします。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) 仁平議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 本年度の市内小中学校の運動会におきまして、ムカデ競走は小学校2校で実施され、組み体操につきましては小学校14校、中学校6校で実施されております。これらの競技におけるけがの状況でございますが、ムカデ競走でのけがは、小中学校ともにございません。組み体操につきましては、小学校のみ、すり傷が4件、打撲が1件、軽い捻挫が1件、それから左足のすねにひびが入った、これ10日間程度の治療を要したということでございますが、亀裂骨折という表現になりますけれども、それが1件ございました。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) 何か全国的には1都6県で、これは運動会に限らずですけれども、小中学校で3年間で7,194名の方が学校内でけがをしているというようなデータもございますので、安全面には配慮をされて、運動会の実施をますます華やかにやっていただきたいと思います。 そこで、運動会の実施時期についてなのですが、最近各小中学校でばらつきがありますが、これはどなたが日時を決定しているのか、さらに小学校、中学校と条件が違うと思いますが、教育委員会ではそれぞれ何月ごろがベストの時期と考えておられますか。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) 運動会の実施時期でございますが、その前に先ほど議員さんからもご指摘ございましたように、組み体操等につきまして、これは各小中学校のある意味メーンになっているような競技でございますけれども、これら種目の意義、あるいは効果を考慮しつつ、安全第一に演技構成を考慮し、実施していくように今後指導してまいりたいというふうに考えております。 それから、運動会の実施時期でございますが、これは各学校で判断をしております。現在は大別して、5月末、6月上旬、春から初夏にかけて、それから9月から10月の秋のどちらかで実施しておるような状況でございます。熱中症、台風対策や地域との共催の有無、それから年間行事のバランス等を総合的に配慮して決定をしているような次第でございます。これからも地域や保護者のご意見を伺いながら、実施時期を決定していくのが適当であるというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) それぞれの学校で実施時期を決めているというお答えでしたが、最近は若干少なくなりましたけれども、夏休みが終わってすぐに、もう酷暑の中で運動会、あるいは体育祭を開いているのはいかがなものかなと私は考えておりました。時期については皆さんで相談をして、よりよいその時期に、地域のお祭りとしても発展することを願っております。 そこで、実は運動会実施前に各学校とも代休を先にとっているようですが、私たちの一般通念上は、行事が終わってもいない、行事が始まってもいないのに先に代休をとるというのは、一般通念上甚だ不思議でならないのですが、その点について教育委員会ではどのように考えておられるか。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) ただいまのご質問にお答えさせていただきます。 運動会の代休でございますが、議員さんおっしゃいますように、これは労働基準法に準じて職員の週当たりの勤務時間、週法定労働時間、これが決められております。運動会が土曜日に行われる場合につきましては、その週の前の月曜日から金曜日の間にとるということになってまいります。時間外手当が支給されない職員は、原則同じ週内の1日を週休日とする。ですから、日曜日に運動会が行われれば、その後の月曜日から金曜日の間にとれるのですが、土曜日の場合には同じ週内ということになりますと、前の月曜日から金曜日の間にとるというような形になりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) わかりました。しかし、何らかの理由で運動会が執行できなかったという場合に、代休を先にとってしまうというのは、私はちょっと理解できないのですが。普通は会社でもどんな職場でも、行事をやってから代休でしょう、そう思うのですけれども。お答えは結構です。わかりました。 最後の質問に入りたいと思います。公共施設内のトイレについて質問と提案をさせていただきますが、実は先月の11月13日、14日、15日の3日間に、川島公民館において市民による日本画の展覧会があり、私も見学をさせていただきましたが、たまたま偶然にも須藤市長と一緒になりまして、絵の指導者の先生から市長とともに絵に関する説明を聞きましたが、その折、市長は次に用事があるということで、忙しいので先に帰られましたが、その後市民の方から切実な要望がありました。私はどうせならさっきまで市長がいたのだから、市長がいるときに、同じ川島地区の住民の方らしいですから言ってくれればいいのになと思ったのですが、直接訴えてくれればなと思ったのに、その方年配の人で、直訴はちょっと気が引けるのでと言っておられました。 そこで、私代弁をしますけれども、その方は女性の方でつえをついておられましたが、公共施設内の障害者用のトイレならば、広くて、それで手すりもついていて、非常に安心で快適に使えると。しかし、いろいろな催しがあってこのような公民館に来たときに、私のように高齢で、膝、腰が痛い、つえをついている、あるいはもともと障害がある方にとっては、トイレに入っても手すりがないので立ち上がれないのだと、非常に苦しいと言っておられました。ぜひ議員さん、市長に言ってくれと。そのぐらいの問題は私でなくてもなと思ったのですが、あえてきょうは市長と同席した関係上、その場で。 つかまるところを、トイレットペーパーなんかの、あんなところでやってしまうと、けがをしてしまうのです。そういうことで、市内の障害者用のトイレのない主に公民館のトイレに、ぜひともせめて手すりでもつけていただけたらなと思うのですが、その点について、市長と担当部署のそれぞれの答弁をいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) 仁平議員さんの公民館へ障害者用のトイレの設置ということにつきまして答弁をさせていただきます。 筑西市内には現在15の公民館がございます。公共施設である公民館は、利用者の年齢、性別とも多様であり、高齢者や障害者の方も利用されることから、スロープ等を設置してバリアフリー化に努めているところでございます。ご質問の障害者用のトイレがない公民館でございますが、15ある公民館のうち、関城地区にあります河内公民館と黒子公民館には、障害者用のトイレがございせん。河内公民館は昭和51年の竣工、築39年、黒子公民館につきましては昭和47年の竣工、築43年と、市内にある公民館の中で最も古い公民館です。当時障害者用トイレの設置を想定しておりませんでした。両公民館とも利用者の多くは高齢者であることから、洋式トイレの設置要望が多く寄せられ、平成25年に1階の個室トイレを和式から洋式トイレに改修しておりますが、安心安全で快適な公民館としてご利用いただくために、手すりの設置につきましても検討してまいりたいというふうに考えております。そのほか13の公民館につきましては、障害者用トイレが設置されております。また、地域交流センターではオストメイト専用トイレ、あるいは各フロアに障害者の方もご利用していただける多目的トイレを設置しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 12番 仁平正巳君。 ◆12番(仁平正巳君) ぜひひとつ手すりの設置をよろしくお願いします。 ありがとうございます。 ○議長(箱守茂樹君) 暫時休憩いたします。                                休  憩 午後 2時15分                                                                              再  開 午後 2時30分 ○議長(箱守茂樹君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 24番 鈴木聡君。          〔24番 鈴木 聡君登壇〕 ◆24番(鈴木聡君) 20項目にわたって1時間で質問をやり遂げたいと思います。答弁は簡単明瞭と言われているように、そして明快でお願いいたしたいと思います。 まず、市長の政治姿勢からですが、過日のいわゆる台風18号による豪雨災害、特に川島地区、そして船玉地区が大変な被害をこうむったわけですが、そこでこの鬼怒川の茨城県内における堤防の整備、これがかなりのおくれがありましたので、その茨城県内の鬼怒川の堤防の整備率はわずか17%だと、そういったことの、国の整備のおくれが甚大な被害を招いたと言っても過言ではないと思います。こういうことから、皆さん初め、皆さんというか市長を初め、この災害に当たっての鬼怒川の堤防の整備を国、県にお願いしてきたということで、国もそういう姿勢を示してきました。つまりいわゆる河川の激甚災害対策特別緊急事業というものが、これ今あります。これを5カ年、5年間の間に整備するということが言われてきましたけれども、その結果、どういうふうになってきているかと、その激特事業、よく激特事業と言います。小貝川の氾濫でも、もう20年前ですか、旭ケ丘が激特事業でやられましたけれども、こういうこの問題で鬼怒川の河川敷、河川改修、堤防の整備、これについてどういうふうな国の状況になっているか、その点をお尋ねしたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 鈴木聡君の質問に答弁願います。 須藤市長。          〔市長 須藤 茂君登壇〕 ◎市長(須藤茂君) 鈴木議員さんの質問に答弁を申し上げます。 本市が激特事業に該当するかという質問でございますが、本日10時より国交省の大臣によりまして記者会見がございまして、11時から筑西の国土交通省下館河川事務所の所長の発表がございまして、総額にいたしまして5年間で約580億円、距離にいたしまして、川島のところから下の利根川の手前までの44.3キロの工事を、場所によってはいろいろありますから、堤防をつくったり、下を掘削したりすることもいろいろと場所によってありますけれども、5年間でなし遂げるということで記者会見がございましたので、その点で一生懸命やっていただきたいと思っているところでございます。おっしゃったように、今まで20年や30年かかるというような政府の、言葉は悪いですが、ていたらくで、こういうことになっておりましたけれども、しかしながら、きょうしっかりと国交省の大臣が、「やります」ということを記者会見で言ってくださいましたので、我々も大変うれしく思っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) くしくも、きょう何か記者会見で発表されたということは、大変喜ばしいことだと思います。市長も一つ進捗状況なども含めてよろしくお願いします。 それから、市長にお伺いしたいのは、このいわゆる被害者の生活支援、農業災害を受けた人たちへの支援ということで、現実にやられているわけですが、しかしまだ不十分なところがございます。例えばこの農業災害の問題で、農作物で、いわゆる農業共済に該当しない米は、いわゆる保管米ですが、こういうものは何か国が考えていくということですけれども、ソバ、それからネギ、ニラなど、かなりの被害を受けているわけです。これが10月15日現在の被害状況を見ますと、ソバが2,265万円、それからネギが2,673万円、それからニラが1,259万円、その他の野菜類で8,000万円、これだけの被害をこうむっている栽培農家の方々に対しては何の補償もないのです。農業共済の保険に入っていない、入れないのです。こういうものについても、何がしかの援助はできないのか。現実に稲作の収穫した保管米は、国が何とかするという話になっていますから、それくらいの同等の支援は、これは国に対して言うことも当然必要ですが、そういうものついて真剣に考えてもらえないでしょうか、その点。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) 鈴木議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 鈴木議員さんご指摘のとおり、ソバにつきましては、農業共済のメニューから外れてございます。それと、先ほどネギ、ニラも例で挙げていただきましたが、現在の県の指定災害農作物等災害助成事業というのがございまして、現在その申請を行っているところでございまして、県のほうの認可がおり次第、対応してまいりたいと考えております。しかしながら、ソバにつきましては、その緊急災害指定ということでございますので、早急な営農の再開に浴するというふうなことがございますので、ソバにつきましては、収穫が終わったというか、そういったことで外れておりますので、その辺につきましては、市のほうで何らかの対応を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) それから、生活支援の問題で先ほど義援金の話が出ましたが、私、中途半端だと思うのです。県のほうでは、年内にその義援金を各自治体に配分すると、そしてそれを被災者にお見舞いという形でやるような話も出ていますので、もっと詳しくそれは説明できないでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 神原保健福祉部長。 ◎保健福祉部長(神原光司君) 鈴木議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 確かに茨城県のほうでは、日本赤十字社茨城県支部から約7億8,000万円、その他茨城県分共同募金会分が加算され、9億7,000万円と見込まれております。それを配分するわけでございますが、現在死亡が3件、住宅全壊が51件、住宅半壊が4,775世帯でございます。これは茨城県全体の量でございます。これを割り返して、当然死亡とか全壊のほうは配分率が高くなりますけれども、筑西市の対象である半壊ということになりますと、ざっと計算すると19万円ぐらいになるかと思われます。ただ、これはあくまで配分委員会が10日ですので、今私の試算でございますので、よろしくお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 次に、この川島地区、伊佐山、例の被害を受けて、浸水を受けて、避難するのに当たって道路の狭隘、狭い部分があって、交互に車が通過できなかったという、支障を来した話も出ていますので、そういった道路の拡幅についてはどうなっていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 地元でございますけれども、地元でございますので、道路の状況は細かいところまでよくわかっているつもりでおります。鈴木議員さんのおっしゃっているところは全くそのとおりでございまして、自治会長さんとも、自治役員さんともよく話し合って、前向きに検討していきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 次に、新中核病院の問題については市長にお伺いします。現実に新中核病院を推進していくリーダーが決まったわけです、理事長、病院長が。しかし、誰が理事長になり、病院長になるかというものについてはまだ決まっていないわけです。いわゆる梶井教授、水谷教授が候補として、2人今「医療監」ということで非常に尽力をいただいておりますけれども、こういったものについて、やはり病院長を誰にするか、理事長を誰にするか、そのためにはいわゆる臨床の責任者である病院長、そして経営の責任者である理事長、だからそういう2人の経歴をよく見て、臨床にはどの先生が適任かとか、経営に当たってはいろいろなこれまでの経歴など、あるいは地域医療に力を持っているかとか、そういうものをよく勘案して、やはり早急に決める時期ではないのでしょうか、その点。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) ご指摘のとおりだと思っております。いわゆる設立の団体の長である私が理事長を決め、理事長が院長を決めるということで、もともとの最初の出だしは私の理事長任命から始まるわけでございまして、大変おくれていて申しわけありません。医療監としてのお二人の方は、もう十数回会議にも出ていただいておりますし、しっかりと地に足をおろして、今回の病院のことについてやってくれておりますので、早急に、申しわけありません、早急にと言っても、いつまでかと言われましてまた質問が来るでしょうから、12月ないし1月ぐらいの間には間違いなく私の責任で決めたいと思いますので、ちょっとお待ちください、申しわけありません。それは私の責任でございます。しっかりやりたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 決めるのは結構なのですが、やはり十分その人の経歴とか、これまで果たしてきた役割とかというものを、ただ本人の希望で決めるのではなくて、やはり市長が見て、本当に理事長としてはこういう経歴を持ってふさわしいのか、それから院長は臨床をずっと専門的にやって、これでふさわしいのかと、そういうものについて、そういう基準を、ある程度自分なりに頭の中にポイントを決めて当たらないと、やはり感情的では、私は病院の経営問題、そういったものについてはやはり判断を誤ってはいけないと思うのです。これからどんどん大変なことになっていくと思いますが、その点再度。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 鈴木議員さんのおっしゃるとおりでございます。慎重にその両先生の経歴、いわゆるやってこられた仕事等々を真剣に考えて、感情的ではなく、しっかりと見据えて決めたいと思っております。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 次に、環境センターから出る溶融スラグの問題です。これまで溶融スラグを利用してきたという話ですが、アスファルト合材にまぜていたわけです。それだけではとてもはけ切れないので、年間何千トンという廃棄を、処分してもらっているわけです、ちょっとトン数忘れましたが。その金額については、約5,000万円近くその廃棄のためにお金を支出しているわけです。そういうことを、せっかく再利用ということで溶融スラグを道路舗装に使うのだということでやってきたのですが、それではけ切れないで、今この溶融スラグは道路の舗装の路盤材として開発されてきたという話です。それを市の道路施工で、いわゆる路盤材に溶融スラグを使った設計でなければだめなのです。そういう、このせっかく業者が開発して、路盤材を、溶融スラグで。それを使えなくてはどうにもならないものですから、やはり設計に、市の土木でちゃんと設計に路盤材として溶融スラグの路盤材を使えるような設計をこれから取り組むべきだと思うのですが、その辺どうでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 渡邉土木部長。 ◎土木部長(渡邉孝君) 鈴木議員さんのご質問にご答弁申し上げます。 本市におきましては、平成17年度より市道の道路舗装工事等に使用しております。この溶融スラグの活用といたしましては、県の定めた基準交通量以下の道路に関しましては、今後も継続して溶融スラグ入りアスファルト合材を使用していくことでございます。さらには、溶融スラグの別な活用としましては、溶融スラグを混入した再生路盤や基礎砕石、また再生コンクリートの二次製品がございます。これは茨城県リサイクル建設資材評価認定制度の認定を受けた会社が、それぞれ製品において、現在は1社から2社程度ございますけれども。利用に当たりましては留意点がございますことから、県の使用基準に従いながら、さらなるスラグの活用を図ってまいりたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) だから路盤材に溶融スラグを使う路盤材を県が認定したのだという話、だからそれに、施工に、道路の施工の場合はそういう設計図でなければ利用できないのではないのですか、せっかく開発したのです、業者が。今まではアスファルト合材だけしか混入していないで、溶融スラグが残ってしまって、それを廃棄していると、年間5,000万円近い支出です。ところが業者が今度は路盤材にもそういう溶融スラグを使うということになって、それが県から認可を受けたという話です。まだそういう話はないのですか。だからそれを、今度はそういう設計にしたらどうなのですかと言っているのです。市長、どうなのです。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 県から認可を受けておりますので、今後いわゆる土地舗装関係の道路関係、あるいはU字溝関係等々も許可を受けている業者もございますので、そういうものを入札の際に条件として、今までは条件として入れていないところもありましたので、そういうことも積極的に入れていきたいと思っているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 次に、TPPの問題なのですが、市長はこのいわゆるTPPについての茨城県内の各市長さん、市長というか首長、首長が態度表明をしているわけです、全部の。残念ながら市長は、どちらかといえば賛成というほうに、反対ではないのです。どちらかといえば賛成なのです。しかし、これこの前JA中央会の加倉井会長が記者会見で発表したように、いわゆる農畜産物の減収ですか、649億円と言っているわけでしょう。そうすると、この筑西市は特に米作地帯ですから、米に対する影響、打撃というのは大きいのです。そういうものについて、市長がどちらかといえば賛成というような、やはり筑西市の農家にとっては、TPPはこれはもう大きな打撃です。そういうことで市長はどういうふうに、どちらかといえば賛成というような話は何なのですか、それは。やはり筑西市の農家の人たちの、いわゆる日本の自給率というのは39%でしょう、それを、今度はTPPやったら自由化になって大変な状況になってくると思うのです。それは物価は安くなるかもしれない、輸入されるので。しかし食の安全問題については、これは大きな疑義を持っているものなのです。あるいは遺伝子組み換えとか、そういうものも含めて、これから全容が明らかになってくると思うのです、TPPの問題でも。それがまだはっきりしないのです。ただ、私が聞きたいのは、市長がどちらかといえば賛成だという態度は何でしょうかというのです。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 世界は非常に狭くなっております。ヨーロッパでありましても、ユーロ通貨を使う国がどんどんふえてきて、あのように1つになっているところでございまして、この環太平洋パートナーシップTPP、約12カ国、これにおきましても、日本だけがそのような中に入らないでやっていけるわけがないということで、攻めの農業を、これをチャンスと捉えて攻めの農業をやっていきたいと考えているところでございます。その中で8,580ヘクタールのあるこの筑西市、74.7%が水田でございますので、これは、先ほどちょっと長くなって申しわけないのですけれども、簡潔にと言いながら申しわけないのですけれども。 これ決まれば、もちろんアメリカから7万トン、それからオーストラリアから8,000トンが毎年入ってくるわけでございますけれども、今でもそれ以外の米が20万トン入ってきているわけでございます。よって、そういうことも考えて、これからそれをチャンスとして攻めていく、攻めの農業をつくっていきたいと。ですから、輸入をするから負けるのではなくて、逆にこちらから、いわゆるチャンスが来たというふうに思ったから、どちらかというと賛成と。 それで、賛成というのは、先ほど言いましたように、12カ国がすぐTPPやるのではなくて、これ調印をした2年の間に12カ国が議会に提示して、そして承認を得なければ、日本の国も来年国会で承認を得なければできない問題でありまして、今すぐやるわけではありませんので、少なからずも2年以上かかるわけですから、始まるまでには。その間に攻めの農業というのを考えてやっていきたいと、このように考えているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 攻めの農業で、それで本当に自国の自給率がこんな低い状況で、自分たちの食料は自分たちで100%供給できなければならないのです。世界的にはいわゆる食糧難なのです、食糧難。それを天候とかそういったものに影響されて、ほかから輸入したものがストップしてしまったとか、そういうことが起きても、自国の民族の胃袋は自国で賄っていけば、そういう心配がないということで、欧米諸国、イギリスやフランス、ドイツなんかも、大体自分たち、イギリスなんか120%です、自給率は。こういうことを本当はやってもらって、答弁はいいですが、それが本当なのです。 次に移ります。新中核病院について、基本計画案が今建設委員会で2回やってきて、3回目をやる。3回目の委員会が開かれます。大体作業部会で基本計画というものは大体でき上がっていると思うのです。最終的には年内に第5回筑西・桜川地域公立病院等再編整備推進協議会を開いて決定するということになって、来年の1月ごろには、いわゆる基本設計、実施設計を発注していくという段取りにはなっていると思うのですが、その基本計画案の中で、例えば診療科目はどういうふうな協議をされて、大体どのくらいの状況になっているのかというのと、概略でもいいですからお尋ねします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 議員おっしゃいますように、筑西・桜川地域公立病院等再編整備推進協議会の下部組織として建設委員会を設置しまして、その建設委員会の下部組織として、さらに作業部会を設置しまして協議を進めてまいりました。作業部会のほうは11月中に3回開催しまして、専門的課題の調整作業を行いまして、建設委員会のほうに報告を行っております。建設委員会はこれまで2回、10月19日と12月2日に開催をしまして、新中核病院と桜川市立病院の基本計画の素案、それの策定協議を行っているところでございます。それで、今後3回目での建設委員会での協議を踏まえまして、今月下旬、議員おっしゃいますように、筑西・桜川地域公立病院等再編整備推進協議会において基本計画の承認を目指しているというところで、そういう状況ですのでご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) そういう状況ではなくて、基本計画案の中身はどういうふうなものなのでしょうかと聞いているのです。ここは神聖な議会なのです。議会をおいてほかで言うことではなくて、議会では審議をしているわけだから、審議に対して、聞いたものに対しては忠実に答えてもらわないと困ります。どういうような、大筋でいいですから、どんなことが大体決まっていくのだろうという話をひとつお願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 坂入企画部長。 ◎企画部長(坂入龍一君) 2回目の建設委員会では、作業部会での協議内容について報告をされております。それで、作業部会での主な合意事項といたしましては、まだ具体的に細かい診療科まで決まっているわけではございませんで、その作業部会での主な合意事項といたしましては、例えば2次救急の分野では、新中核病院が2次救急を地域完結することを1つの柱とすること、あるいは新中核病院は救急、医療連携などにおいて、地域のコントロールタワーとしての役割を果たすこと、あるいは医師の確保については、単一の専門領域のみ対応する医師ではなくて、関連領域にも対応する医師を確保することと、そういうような作業部会での合意事項が報告されまして、それをもとに今後詳細な診療科については引き続き検討していくということでございます。ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 次に移ります。 これは何人かの議員も取り上げていますが、まち・ひと・しごと創生ということで、いわゆる人口減少問題の総合戦略、私は市長が台東区に行ってトップセールスをしているのだと、つまりこの筑西市は農作物のいろいろな、そういうものが大変いろいろつくられて、それを台東区のほうに行って売り込むだの、いろいろありました。これからアグリふれあい事業とかアンテナショップとかいろいろあります。私は、台東区とのつながりというのは筑西市は深いのです。市長も知っているように、農作物の売り込みとかいろいろありますが、私がここで言うのは、いわゆる台東区との友好都市を結んでほしいという話なのです。 というのは、何か聞くところによると、まだ台東区とのつき合いは7年か8年で、どうのこうのでまだ深くないとか、もう幾つもほかの自治体と友好都市を結んでいて、とても対応できないとかという話がありますが、私はここ歴史をたどれば、台東区との、筑西市といっても旧下館市のつながりが深いのです。例えば今岡山県の高梁市と友好都市を結んでいます。これはいわゆるここの、あれは1600年、関ケ原が終わって徳川幕府ができて、ここの下館城主、水谷勝隆、あの殿様が何年か後に国替えになって高梁に行って、高梁を繁栄させたから、あれ友好都市になったのだよね。 ですから、水谷勝隆はあの徳川幕府の3代将軍家光とも親交が深くて、そして当時上野の寛永寺を建立した天海大僧正、あの人とも親交が深かったのです、勝隆は。あそこの寛永寺をつくったときは、上野の不忍池がありますが、あの不忍池は琵琶湖を模してやったのです。そこに弁天島、弁天堂というのを寄贈したというか、寄進したのは水谷勝隆なのです。当時こっちの、下館藩の城主でやっているころ。それだけ家光とか天海大僧正、寛永寺の坊さんとかというのとつながりは深くて、あれは琵琶湖の竹生島という、あれを模してつくったのですが、そういうことで台東区、今は上野の。あそことのかかわりは歴史的にも深い関係がありますから、私はこういう観点からも台東区の区長さんと、どうですか、こういう歴史があるのですよ、お互いに友好都市でやりましょうと、もっと農畜産物を買ってくださいと言ってください。そういうことを努力していただけませんか。 ○議長(箱守茂樹君) 須藤市長。 ◎市長(須藤茂君) 詳しいことは今部長に説明させますので、済みません。今鈴木議員さんがおっしゃるとおりでございます。向こうは向こうの台東区の理由がございまして、今7つ国内と結んでおりまして、海外とも4つぐらい結んでおりまして、それで今菊池部長から詳しい説明はさせますが、こちらからもそのアプローチというか、しているところでございます。たまたま半年か1年ぐらい前にいい話していたのですが、その区長さんがお亡くなりになってしまいまして、新しくなってまだ1年もたっていないものですから、まだちょっとその先までは行けない状態でいるものですから、それは頭の中にありますので、一生懸命頑張りたいと思います。ちょっと詳しいことは今説明させます。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) 鈴木議員さんのご質問にお答えしたいと思います。 ご存じのとおり、台東区とのつながりは、約8年前、浅草おかみさん会からのつながりで現在に至っているところであります。          (「違う、昔だよ、江戸時代だよ」と呼ぶ者あり) ◎経済部長(菊池雅裕君) (続)先ほど水谷勝隆公のお話もございましたので、今後その件も1つのきっかけと捉えまして、積極的にアプローチしてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。
    ◆24番(鈴木聡君) あと、総合戦略の中で、いわゆる新治廃寺跡の近くに農業資料館があるのです。あれはいつも鍵が閉まったままなのです。あそこにそういうものがあるなんていうことも市民は知らない。今度はその資料館の活用ということで、いわゆる総合戦略の中で整備するという話ですが、やはり多くの市民の人たちの目に触れられるような、そういうものをぜひやってほしいのです。これはこの拠点づくりというのはいつやるのです。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) 鈴木議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 農業資料館につきましては、議員さんおっしゃいますように、江戸時代中期に建てられました豪農の民家を移築したもので、古い農機具や台所用品、生活用品等を展示しており、かつての農業を中心とした生活文化を知る上で貴重な施設でございます。この旧協和町の地域におきましては、北関東自動車道の桜川筑西インターチェンジからの筑西市の東の玄関口でありますとともに、近隣には国指定史跡の「新治廃寺跡」、それから「新治郡衙跡」が所在し、北には国指定重要文化財であります「内宮大神宮」があるなど、多くの歴史的資源がございます。 都市計画のマスタープランにも、地域交流拠点として位置づけておりますので、農業資料館や周辺の文化財資源を含めたこの地域の有効活用方策について検討するとともに、今後整備されます道の駅との連携を図ることで、点から線、そして面への流れを推進し、地域内外から人を引き込み、交流が生まれる空間づくりを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 次に、この生物多様性とメダカの保全、保護ということなのですが、これは9月の議会でも取り上げました。その中では経済部長の答弁は、いわゆる今度あそこの旧大宝沼の圃場整備、これによってメダカが絶滅してしまう危機が、危険というか、そういうものが大変心配されています。その問題でこの前9月の議会で質問したのですが、その中で経済部長は、いわゆる今度の圃場整備のことでメダカに配慮した工事だと、これまでの環境に近い工事なのだと言っていましたけれども、そうではなくて、私たちは土地改良事務所に行っていろいろ聞いてきました。 あそこに、南北に通じる糸繰川の両岸に水路があります。しかしそれだけでは、それを残すから大丈夫だろうと言っているのですが、それだけではだめなのです。東西に、東のほうは関館の小高い山があって、西側は下妻側ですが、やはり田んぼの奥のほうに小高い山と、いわゆる湧水、湧き水が湧いて、それが土水路となって、その糸繰川に流れ込んでいるわけです。その堀にもつながっていると。しかし、メダカはその堀だけでは生きていられないのです。やはり湧水が流れる土水路を行ったり来たりしているのです。それを今度はコンクリートにされたのではだめなのです。だから、自然のままの形で土水路をある程度残してもらえないかという話なのです、メダカを守る専門家は。そういう点、どうでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 菊池経済部長。 ◎経済部長(菊池雅裕君) お答えします。 9月議会にご質問を頂戴しまして、その後、事業主体であります県のほうにもお邪魔してまいりました。その事業の中では、堤脚水路、いわゆる土水路の一部としてメダカの生息場所等を確保するということで、自然環境は保たれるというふうな回答をいただいております。 あと、現状につきましても、私も実際関館地区、先ほど議員さんおっしゃられました高いところからの湧き水というところも確認してまいりましたけれども、やはりそちらのほうで、県のほうが申しているとおりの事業で何とかなるのかなというふうに理解しているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) でも、それはやはり食い違っています、解釈が。やはり土水路は残るようにはなっていません、ちゃんと地図もらって確認しているのです。だからそれをまだ間に合うから、その湧水、湧き水が流れる土水路を何本か残してほしいということを、まずお願いしたいということ。経済部長のほうはそれでお願い、終わります。 市民環境部長です。それで、市民環境部長は答弁で、有識者を集めて、いわゆる環境基本計画をつくるのだと、そして2年にわたっていろいろ調査をしてまとめていくのだと。それだと遅いのです。ですから、例えばこの筑西市環境基本計画策定委員会委員の皆さんの名簿をもらったのだけれども、その中にはこの県の環境アドバイザーということで、早瀬長利さんという、元北中学校の校長をやった方ですが、これが県の専門的なアドバイザーで行っているわけです、県庁へ毎日。各地のそういったいわゆる生物多様性の絶滅危惧種等いろいろな問題についての、そういったアドバイスをしているのです。こういう人に直接今度は土地改良事務所に行ってもらったらどうなのです。いわゆるこの基本計画ができてからでは2年だから、その前にこういう環境のいいところを、メダカの生存保存、保護、そういうものについて、直接私は動いてもらったほうがいいのではないかと思うのです。そういう働きかけというのはないのですか。 9月の議会で私が職員は職務怠慢だと言ったのだという話は、これは私が言っているのではないのです。浜田先生という方がいろいろ地方を回って、職員が怠慢だなという話を伝えただけなのだ、ここでは。それは誤解のないように。お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 鈴木議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 9月の議会でも触れさせていただきましたけれども、筑西市の環境基本計画については、平成27年、平成28年度の2カ年で策定する計画でございます。この計画を策定するに当たりまして、策定の作業として市内の30カ所、ないしは50カ所をピックアップし、実態調査もしていくふうにしております。その中には議員さんご指摘の糸繰川のところも調査の対象となっておりますので、その調査を踏まえまして、議員さんご指摘がございました、このアドバイザーの方を含めての要請等については、検討させていただきたいというふうに思います。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 検討してもらうのですけれども、時間的に間に合わないのです。もう圃場整備の許可がおりて、下妻側も西側のほうは始まるという話です。だから来年度は、今度は東側の関館のほうが始まる話も出ていますので、やはり今すぐです。早急に県のアドバイザーさんに動いてもらって、県の合同庁舎にある土地改良事務所へちょっと行ってもらったらどうなのですか、部長も本当は一緒に行ったらどうなのです、机上ではなくて。私はそう思います。机上のプランばかりではなくて現地へ直接、今メダカが希少種になっているのだと、ぜひ環境を変えないで済むようなところはありませんかといって、一緒にやってください。その辺どうですか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 私のほうでも現地は行かせてもらっております。今議員さんご指摘がありました早瀬先生と一緒にということについても、担当のほうも含めまして検討させてもらいたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) それでは、次にマイナンバー問題です。この通知カードの配達状況はどうなっていますか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 鈴木議員さんのご質問にご答弁させていただきます。 通知カードの配達状況でございますが、11月7日ごろから協和地区を皮切りに順次郵送されております。郵送された通知カードのうち、12月3日現在で2,697通が郵便局から市役所のほうに戻ってきている状況でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) これはどういう内容というか、どんな、届かなかったというのは、戻ってきているというのは。その内訳はわからないのですか、例えば不在とか、あるいは老人ホームに入っていてわからないとか、それは年内に解決するのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) ご答弁させていただきます。 戻ってきました通知カードにつきましては、1世帯ごとにその状況をチェックいたしまして、郵便局のほうでは1週間ほど保管するようにはなっておりますが、現実に届けた世帯にいらっしゃっても、住んでいても、たまたまそのときいらっしゃらなくて、郵便局のほうにもとりに行けなくて戻ってきた方、あるいは10月以降に転居した方、そういった方がいらっしゃると思いますので、その辺は全てチェックいたしまして、対処していくというふうにしております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) それは何、年内に解決するのですか、それは。来年の1月から、今度はいわゆる希望によってはカードを発行するということでしょう、そういう兼ね合いではどうなのです。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) いつの時期かの時点についても、検討していかなくてはならないというふうに思っていますが、できるだけ早いうちに、配達されずに市役所に戻ってきた通知カード、それにつきましては、普通郵便で通知カードが市役所に戻っておりますというような内容のお知らせを郵送し、市役所にとりに来ていただくというような手はずで考えているところでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 何か言われたことしか……ちゃんと完了するにはどうなのですかと、全部2,697通が返ってきてしまったというのでしょう。それはだから年内に全部配達し切れるのですかということはどうなのです。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 2,697通、返ってきたものについては、今データの処理をしているところでございますが、できるだけ早く通知できるようにしたいというふうに考えております。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) だから年内に間に合いますかと言っているので、間に合うとか間に合わないとかはっきり言ってください。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) 今一生懸命やっていますので、間に合わせるようにします。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) あとは、そういった、いろいろ全国的にはそういう事故も起きています。ここは大丈夫なのですか、被害は。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) マイナンバーに関連いたしました詐欺事件等については、全国的に新聞等で報道されておりますが、幸いにして筑西市におきましては、現在のところ被害の報告は受けておりません。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) それで、1月から希望者には自動交付のカードを発行する、希望者には。それを望まなくて、これからいろいろな手続するわけです。例えば今住民票とかいろいろ所得証明とか、自動交付機があるからいいですけれども、窓口でいろいろな書類を請求するのに書きます。その場合マイナンバーを記入しないと、それは行政上ちゃんとやってもらえないのですか。マイナンバーを必ず書かないと、例えば税金の申告とか、そういうものにいろいろマイナンバーも記入と、よく言われています。それは必ず記入しないと、そういうサービスは受けられないのですか、希望するサービス何でも、例えば児童手当の申し込みとかいろいろな申し込みあります、行政上いろいろな。それにはこれから、来年からはマイナンバーを記入するというのでしょう、社会保障のためにも。社会保障と税のそういうことでやるという、よく表題で言っていましたが、それはどうなのです。自分の番号を記入しないと受け付けないのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 中川税務部長。 ◎税務部長(中川隆雄君) 確定申告の件でご説明をいたしたいと思います。確定申告につきましては、再来年の2月から始まります確定申告につきまして、マイナンバーを記載する予定になっております。しかしながら、税務署のほうのご説明のほうでは、マイナンバーが記入していないから、確定申告を受け付けないということはないというふうに聞いておりますので、マイナンバーが漏れていても、確定申告につきましては受領をするという形になっております。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 市民環境部長のほうは、いろいろ書類に記入しなければだめなのですかと。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) マイナンバーにつきましては、住民票を打ち出すときに、希望がされればマイナンバーがそこに書かれるようになりますので、そういった手続等が必要な場合、なってくるかと思います。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 今市民環境部長言ったように、いわゆる書類上にマイナンバーの記入欄があるから、それに書かなくてはだめだといって、ではマイナンバー書かなくては必要な書類は引き出せない、市民は利用できないということなのですか。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) マイナンバーを書くというのではなくて、こういう業務に必要なのでということで、マイナンバーの利用ということという意味でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) だから、マイナンバーをもらっていても、いろいろな行政上のサービスについては、マイナンバーを記入しなくても受けられるということでいいのでしょう、それは、罰則がないのだから。そういうふうに答弁してもらえれば簡単だったのに、どうなのです。 ○議長(箱守茂樹君) 尾岸市民環境部長。 ◎市民環境部長(尾岸雅仁君) そのとおりでございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 今度は教育部長のほうです。各小中学校の校門周囲で、例えば中小学校の話なのだけれども、中小学校の校門は扉は閉めるけれども、鍵はかけられないのです、いろいろあって。それをいいことに、夜中入ってきて、校庭でたむろしていたとかという話があるのです。だから校門に鍵をかけられないのだったら、ある程度周辺に防犯カメラ、これを設置してもらえないかと。防犯カメラです、門の周辺、出入り口に。これは各小中学校では統一されているのでしょう、別に扉は閉まっているけれども、鍵はかけていないのだというのです。その辺どうなのでしょう。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) 防犯カメラの設置状況というご質問でございます。防犯カメラに関しましては、中学校につきましては、全中学校に設置されているような状況でございます。今小学校につきましては、これは例えば卒業記念品として教育後援会のほうが設置してくださったとか、あるいは不審者の侵入等があったときに、それに備えて設置したと、これは合併前の話であったりとかということで。現時点では小学校におきましては4校の設置でございます。 以上でございます。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) 中学校は全部防犯カメラがあって、今4校だけ設置してあると、小学校は。これは何、市の費用でやっているのではなくて、これはそういうPTAとか後援会の方々がやってくれた話なのですか。だから中小学校でもそういう不審者があるのです。だから校門の扉は閉まっているけれども、やはり鍵をかけない理由というのはよくわからないのだけれども、それはどういうふうに、そして防犯カメラの対処はどうしたらいいのか、お願いします。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) その扉の鍵をかけないということに関しましては、再度学校のほうに確認をさせていただきます。防犯カメラの設置につきましては、先ほど申し上げましたように、小学校につきましては、PTA、いわゆる教育後援会ですとか、あるいはPTA等が資金を出されて設置をこの4校にされている。中学校につきましては、大規模改造ですとか、改修工事、7中学校区とも行っておりますので、その際に防犯カメラを設置しているということでございます。 小学校、議員さんおっしゃいますように、それは当然不審者が扉に鍵がかかっていないので、夜中に校庭に入っているというような状況も、今のお話のとおりあると思いますので、この辺に関しまして、今後検討させていただきたいと思います。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) それは確認したいのだが、今までやってきた後援会とかPTAの方々が設置するのではなくて、ちゃんと教育委員会でやっていくというのが本筋なのだよ、本当は。そういうふうに考えて受け取っていいでしょうか。 ○議長(箱守茂樹君) 滝田教育部長。 ◎教育部長(滝田誠君) 教育委員会において、これは当然予算の問題もございますので、この時点で明確に設置しますというふうには申し上げられませんけれども、そういう方向性で検討させていただきたいというふうに思います。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) ぜひお願いします。これはやはり教育委員会のやるべきことだと思うのです、やはり。今それでなくとも児童生徒に対する、今世の中、いろいろな全国的に社会問題も起きているようなこともあります。二度と帰らなくなってしまった人もいるわけです。だからそういうやはり児童生徒に対する保護策、あるいは防護策、これは父母の負担でやるなんていうことではないと思うのです。やはり学校管理者としてちゃんとやるべきだと思います。よろしくお願いします。 それから、小中学校における外国人の子弟、外国人の子供がクラスによってはいるわけです。そうすると言葉がよく通じないと、いろいろ県西部でも学校によってはちゃんと言語指導員を置いて、そしてちゃんと指導に当たっているというのですが、この筑西市は誰一人いないのだというのではないですか。外国人の子供に日本語を教えてあげるわけだ、意思疎通がよくいくように。そういう先生がいないのだというのだけれども、どうなのです。 ○議長(箱守茂樹君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) 鈴木議員さんのご質問に答弁させていただきます。 本市の小中学校における日本語指導に関しましては、現在川島小学校、大田小学校、関城東小学校、村田小学校、下館南中学校、この5つの学校に1名ずつ日本語の指導ができる先生を特別に配置して指導をしております。 児童生徒数をちょっと申し上げますと、川島小学校では14名、大田小では13名、関城東では7名、大村小では8名、下館南中では10名、合計52名の外国人の子弟について5人の先生で、ちょうど1名ずつでありますけれども、県のほうから特別な加配といいまして、先生を頂戴して手厚く指導を進めているというところであります。ただし、この後、さらに日本語指導が必要だという児童生徒がふえてきたときには、筑西市の国際友好協会の皆さんがやっている日本語の教室のボランティアさんと連携をしてみたり、あるいは議員さんがおっしゃっているような日本語の語学指導員の配置についても、この後もしかしたら検討していく必要があるとは思います。以前は市民の皆さんで何人かの方に指導員としておいでいただいて、ボランティアさんで受けていたこともありました。 以上です。 ○議長(箱守茂樹君) 24番 鈴木聡君。 ◆24番(鈴木聡君) そうすると、今上げた学校以外は外国人はいないのですか。そういう人たちはどうなっているのです、指導は。 ○議長(箱守茂樹君) 赤荻教育長。 ◎教育長(赤荻利夫君) ある程度の人数がいるところにしか配置されておりません。大体今70名程度の外国人が、詳しくはちょっと把握しておりませんけれども、そのうちの52名についてはそのような指導ができていると、ただそれ以外については、先生方がいろいろな方法を考えて指導に当たっているというところであります。教務の先生とか、あるいは教頭先生とか、あるいは英語の免許を持っていて小学校にいる先生とかで通じる先生がいるとか、そういうことでいろいろ全ての外国人に対応できているというわけではありませんので、さまざまな人数の少ないところについては、工夫をしながら進めているというところであります。 以上です。 ◆24番(鈴木聡君) では、いいです。終わります。 ○議長(箱守茂樹君) 本日の一般質問はこの程度にとどめ、散会いたします。 ご苦労さまでございました。                                散  会 午後 3時29分...